待望の新作、『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード(イナイレV)』、皆さんもうどっぷり超次元サッカーの世界に浸っていますか?
長年の沈黙を破ってのリリースということで、期待と不安が入り混じっていたゲーマーも多かったと思いますが、俺も発売日からぶっ通しでプレイして、とりあえずストーリーをクリアしてきました。
今回は、まだプレイしていない人や、購入を悩んでいる人に向けて、ストーリーの核心的な魅力とクリア後の広大な世界について、熱い想いを込めて語っていきたいと思います。
検索意図は痛いほどわかる、みんなが知りたい「結局のところ、本当に面白いのか?」に全力で答えるつもりなので、ぜひ最後まで読んでいってください!
※ネタバレ注意
イナイレV攻略wiki|ストーリーの感想
■ストーリー感想:熱血と戦略の融合
結論から言うと、今作のストーリーは文句なしに最高でした。
約15時間から30時間と言われるクリア時間をかけて紡がれる物語は、多くのプレイヤーが「待った甲斐があった」「歴代最高傑作」と絶賛するほどです。
物語は、サッカーがタブーとなった世界で、心臓病を抱えながらもサッカーへの熱い愛を持つ新主人公、笹波雲明が、南雲原中学校にサッカー部を立ち上げ、全国制覇を目指す王道スポ根です。
円堂守や松風天馬といった歴代の「熱血バカ」タイプとは違い、雲明くんは一見クールで戦略家という新しい主人公像で、そのギャップがまた最高に良いんですよね。
最初は「サッカーをさせろ!」とイライラするほど地味でテンポが悪い序盤が続くのですが, それでもシナリオ自体は堅実に面白く、仲間を集めていくパートに引き込まれていきました。
特に、不良の桜咲先輩が親の圧力に逆らえずサッカーを諦めた過去を持ち、サッカーができない雲明くんが彼に怒りを爆発させるシーンや、野球部とのグラウンドを賭けた試合で『炸裂俺らの青い春』が流れる一連の流れは、青春の熱量が爆発していて、鳥肌モノでした。
中盤以降、化身やミキシトランスといった超次元要素が本格的に絡み始めると、物語の熱量は一気に最高潮に達します。
俺が個人的に一番アツくなったのは、やはり木曽路兵太(ソジ)の覚醒エピソードが描かれる第7章ですね。
『ビビるなっ!』という挿入曲が流れる中、彼が腹に抱えていたものを吐き出して化身を出す展開は、過去作の感動を遥かに超えてきました。
そして、物語のクライマックス、雷門中との決勝戦では、雲明がフィールドに立つという激アツの展開が待っています。
この最終戦が、「勝敗が関係ない大団円」という革新的な着地を見せている点が、本当にイナイレのサッカー愛を物語の軸に置いてきた新作として感動的でした。
多少のごたごたや、UIの煩雑さ、バグの多さといった粗はあれど、それらを帳消しにするほどの感動と没入感を体験させてくれる、間違いなく傑作のストーリーです。
イナイレV|クリア後のエクステンドストーリーとは?
■クリア後要素:果てなき育成と収集の道
ストーリークリア後、俺たち熟練ゲーマーが最も気にするのは、その後のやり込み要素がどれだけあるか、ですよね。
『イナイレV』は、本編クリアで解放される要素が非常に多く、「一生遊べる」と言っても過言ではないボリュームが用意されています。
EXTEND STORYと追加スカウト
ストーリーをクリアすると、まず特別なエピソードを楽しめる「EXTEND STORY」が解放されます。
これは南雲原中のメンバーと、シリーズお馴染みの強力な中学校チームとの試合や、追加ストーリーが楽しめるという、ファンにはたまらないご褒美です。
さらに、ストーリーモードで選ばなかったセレクトキャラ10名が、クリア後に全員スカウト可能になります。
彼らは南雲原駅や中学校前にある海坊主の銅像を使って時間帯や曜日を変更し、出現する特定の場所を見つけることで仲間にできるので、推しを取り逃してしまった人も安心してください。
ちなみに、ストーリーの進行とは別に管理されていたチームドックとアイテムバッグのデータが、クリア後にクロニクルモードなど他のモードと統合されるのも大きなポイントです。
これにより、ストーリーで育てた自慢の選手たちを、そのままクロニクルモードやオンライン対戦へ連れて行けるようになるわけです。
レベル上限解放とショップ拡張
ストーリー中、選手はLv.50でキャップされていましたが、クリア後はレベル上限が解放され、さらに育成を続けることが可能になります。
これにより、EXTEND STORYの強敵や、クロニクルモードの更なる高難易度ステージに向けて、選手を限界まで鍛え上げることができますよ。
また、特訓ショップには強力な装備や必殺技、称号などの商品ラインナップが追加されるので、こちらも要チェックです。
クロニクルモードの深淵へ
クリア後、もう一つのメインコンテンツである「クロニクルモード」のやり込みも本格化します。
プレイヤーズユニバースのガチャに、ストーリーモードのキャラが排出される「ヴィクトリー座」が追加されます。
ここからは、桜咲丈二や円堂ハルといったストーリーの主要キャラがHERO枠として排出されるので、キズナスターを集める手が止まらなくなりますよね。
現在進行可能な全5ルートをクリアすると、クロノ・ストーンルート最奥に最終戦(ゲートバトル)が解放され、レジェンダリーかつ非常に高レベルな相手と戦う、マイチームのみでの挑戦が待っています。
この膨大なボリュームと、歴代5,400人以上の全選手を収集・育成するハクスラ要素が、クリア後の無限の楽しさを保証してくれます。
イナイレV|評価レビュー
■評価:神がかったシナリオとバグ/UIの課題
『イナイレV』の評価は、「ストーリーの熱量と物量はシリーズ最高峰」 vs 「ゲームシステムとUIに難あり」という、極端な二面性を持っているのが正直なところです。
総合評価としてはGame8で92/100点という高得点を叩き出しており、Steamでも「圧倒的に好評」を獲得しています。
この高評価の源泉は、ひとえにストーリーの質の高さと、クロニクルモードの圧倒的な物量にあります。
特にMAPPA制作の映画級アニメーションが頻繁に挿入される演出は圧巻で、プレイしているだけで一本の長編アニメを見ているような満足感があります。
必殺技の演出も現代のグラフィック技術で再構築され、迫力満点。「超次元サッカー」が完全に現代に蘇ったと感じられる瞬間は、古参ファンとして涙腺が緩みました。
また、登場するほぼ全てのキャラクターにボイスが収録されている膨大なボイス量も、臨場感を高める上で大きなプラスです。
しかし、手放しで褒められるかと言えば、攻略ブロガーとしては正直、未完成な部分が多いことも指摘せざるを得ません。
まず、序盤のサッカーができない期間が長すぎること、そして、特訓ミニゲーム(特に海坊主系!)のゲーム性が分かりづらく、ストレスフルであるという点は、多くのプレイヤーが感じた不満点でしょう。
俺も、FPSを高くしていると途中で進行不能になる「ガトリング海坊主トラップ」のバグや、どうにも分かりづらい砂浜ダッシュのUIには、コントローラーを握りしめました。
また、装備変更やアビラーボードの操作が煩雑で、UIの使いづらさがQoLを大きく損ねているのも事実です。
これは、ゲームが持つ無限の収集・育成要素を前に、周回プレイヤーにとっては地味に大きなストレスになります。
現在、開発側は迅速にアップデート(ver.1.3.0など)を配信し、バグの修正やバランス調整を進めていますが、現時点では「有料ベータ版」と揶揄されてしまうほどの未完成さがあるのは否めません。
ただ、これらの課題は、今後のアップデートで改善されていく可能性が高いため、俺個人としては、ストーリーの熱狂的な体験と、クロニクルモードの圧倒的なやり込み要素を考慮すれば、間違いなくプレイする価値のある傑作だと強く推したいです。
まとめ
■伝説の新作、今すぐ体験すべき理由
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』は、長年の延期を経て、その「待たせた分だけ豪華」という期待に十分に応えてくれた作品です。
ストーリーは、新しい主人公・笹波雲明を中心に、熱血・戦略・感動が詰まった、シリーズの魂を受け継ぐ素晴らしい物語でした。
特に中盤以降の盛り上がりと、歴代最高峰の挿入歌とアニメーションが織りなす感動体験は、ぜひリアルタイムで味わってほしいと心から思います。
クリア後も、EXTEND STORYや5,400人を超える歴代選手を収集・育成できるクロニクルモードが待っており、やり込みたいプレイヤーにとって終わりが見えないほどのボリュームがあります。
確かに、発売直後はバグやUIの課題がありましたが、運営は迅速に対応しており、ゲームとしての完成度はこれから更に高まっていくでしょう。
俺は、イナイレシリーズのファンはもちろんのこと、熱いスポ根物語を求めているRPG好きなすべての人に、本作を全力でオススメします。
あの頃友達と熱狂した「超次元サッカー」が、現代の技術で本当に目の前に現れた、そんな奇跡のような体験を、ぜひあなた自身で感じてください。
今が、この伝説の新作の「リアルタイムの盛り上がり」を最大限に楽しむ、最高のタイミングだと思っていますよ!
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。
