朝ドラ「ブラッサム」第14話は、胸がキュンとする甘い恋愛模様から一転して衝撃のラストへと雪崩れ込む、実に感情の揺れ幅が大きい見事な回でしたね。
ヒロインの珠が見せる一途でストレートな感情表現に胸を打たれる一方で、大正時代という時代の壁や理不尽な世間の目に思わずハラハラした方も多いのではないでしょうか。
今回は、珠と島村先生の急接近やクラスの次郎くんの胸熱な成長、そしてまさかの謹慎処分まで、第14話のドラマティックな展開を徹底的に語り尽くしていきたいと思います。
ブラッサム(朝ドラ)14話までの振り返り
■前回の振り返り:あふれ出た情熱と運命の出会い
第13話を少し振り返ってみると、物語の大きな動意となったのは珠の「自分を変えたい」という強い決意と、新任教師・島村辰彦との出会いでした。
周りの同僚教師たちが学力の低い児童に対して冷ややかな視線を向ける中、島村先生だけは違いました。
子供たち一人ひとりと真摯に向き合う珠の教育姿勢を心から褒めてくれた島村先生の存在は、珠にとってどれほど心強かったことでしょう。
教育に対する純粋な情熱や価値観で深く共感し合ったふたりは、一瞬で距離を縮めていきました。
そして、珠が島村先生への溢れる想いをこっそり書き綴ったメモをうっかり落としてしまい、それが巡り巡って本人に渡ってしまうというなんとも甘酸っぱいトラブルが発生しました。
自分の失態に照れ暴れしながらも素直に詫びる珠に対し、島村先生もその真っ直ぐな気持ちを優しく受け止め、お互いの心が確かに通じ合った瞬間は本当に微笑ましかったですね。
ブラッサム(朝ドラ)14話ネタバレあらすじ
■第14話のストーリー:急接近するふたりと突然届いた謹慎処分
第14話の物語は、体調を崩して学校を休んでしまった島村先生を心配し、珠が彼の一人暮らしの自宅をお見舞いに訪れるシーンから始まります。
病床で伏せっている島村先生を気遣い、珠は持参した包丁を使って手際よく温かい雑炊を作り、優しく振る舞いました。
「熱を出してよかった」と素直に喜んで美味しそうに食べる島村先生に対し、珠は「お見舞いというより、ただ会いたかったんです」と誤魔化すことなく素直な本心を打ち明けます。
その言葉を受けて島村先生も「僕もです、布団の中で葉野先生のことをずっと考えていました」と返し、ふたりの想いは完全に重なり合いました。
学校での仕事も絶好調で、かつて問題児扱いされていた児童の次郎くんが、珠の根気強い言葉がけのおかげで自発的に算術の問題に手を挙げ、見事に正解してみせたのです。
教え子の成長を実感し、恋も仕事も最高の充実感を味わっていた珠でしたが、雨の降る休日に再び島村先生の家を訪れた夜、決定的な転機が訪れます。
話し込んで夜が更け、「そろそろ帰らんと」と立ち上がろうとする珠に対し、島村先生は「もうちょっといませんか」と優しく引き留めました。
こうしてそのまま夜を明かした珠は、翌朝の朝もやの中で島村先生の家から出てくるところを、近所の農婦にバッチリ目撃されてしまいます。
それから数週間後、何も知らずに過ごしていた珠は突如として校長室に呼び出されました。
校長と教頭から「同僚教師と逢引をしたふしだらな行為」だと強く咎められた珠は、言い分を聞いてもらえることもなく、即座に謹慎処分を命じられてしまったのです。
ブラッサム(朝ドラ)14話ネタバレ感想
■第14話の感想:甘酸っぱい恋の胸キュンから一転した理不尽な衝撃
今回の第14話は、前半の幸福感溢れるラブコメディのような展開と、後半の重苦しい現実の落差があまりにも強烈で、観終わった後もしばらく余韻が抜けませんでした。
まず何と言っても、島村先生の部屋で雑炊を作る珠の可愛らしさと、お互いに「会いたかった」と真っ直ぐ伝え合うシーンにはキュンキュンさせられましたよね。
駆け引きなど一切なしで自分の気持ちをそのまま言葉にできる珠のストレートな行動力は、見ていて本当に気持ちが良く、朝から最高にキュートな恋模様を楽しませてもらいました。
また、次郎くんが教室で自信を持って手を挙げた瞬間は、思わず画面の前で拍手したくなるほどの感動がありました。
「適当に教えておけばいい」と冷遇されていた子供の可能性を諦めずに引き出した珠の優しさが結実した素晴らしい名シーンだったと思います。
しかし、だからこそラストの謹慎処分には強烈な理不尽さと憤りを覚えてしまいました。
独身の男女が密会していたというだけで、事情も聴かずに女性教師だけを「ふしだら」と決めつけて排斥する当時の世間の狭さや封建的な価値観には、胸が締め付けられる思いです。
「島村先生へのお咎めはどうなっているんだ」と叫びたくなる珠の疑問は、まさに現代の私たちが感じるモヤモヤそのものでしたね。
ブラッサム(朝ドラ)14話からどうなる?
■次回第15話で予想される展開の考察:初恋の挫折が切り拓く「作家への道」
さて、気になる次回第15話以降の展開ですが、予告や物語の歴史的背景から見ても、珠にとって人生最大の危機が訪れることは間違いありません。
謹慎処分を受けてから学校からの連絡もないまま1ヶ月が過ぎ、終業式の日に意を決して学校を訪れた珠を待っているのは、すでに着任していた新任教師と教頭からの残酷な「クビ(解雇)」の通告です。
教育者としての情熱を注いできた職場を理不尽な形で追われる珠のショックは計り知れませんが、彼女は島村先生の本当の気持ちを知りたいと手紙を書き始めます。
ここで重要なのは、この甘く切ない初恋の破局と失職という絶望こそが、珠の人生を故郷・岩国から東京へと押し出す決定的なエネルギーになるという点です。
ヒロインのモデルである作家・宇野千代の実話においても、代用教員時代の同僚との熱愛と解雇劇は、彼女が故郷を離れて上京し、自立した女性・作家として歩み始める最大の原点となりました。
次回以降、学校を追われ、周囲からの冷たい視線に晒された珠が、この失意と情熱を「書くこと」へと昇華させていくプロセスが描かれていくはずです。
痛烈な挫折を味わったからこそ、彼女の中に眠っていた文才と「自分の人生を自分で選ぶ」という強い意志が芽生えるのだと確信しています。
まとめ
■ピンチをチャンスに変えるヒロインの未来を見届けよう
第14話は、初恋の高揚感と時代の理不尽さが複雑に絡み合った、まさに神回と呼ぶにふさわしい見応え抜群のエピソードでした。
理不尽な理由で謹慎処分を下され、これから職をも失ってしまう珠の姿を見るのは辛いですが、彼女は決してここで折れるようなヒロインではありません。
主題歌「咲き誇れ」の歌詞やタイトルの意味が示している通り、どんな困難に直面しても自分を肯定し、前を向いて突き進むのが葉野珠という女性の凄みです。
初恋の代償として訪れた大きな試練を越えて、彼女がどのようにして自分だけの花を咲かせていくのか、これからの展開をますます熱く見守っていきましょう。
