週末の夕暮れ、テレビから流れるあの穏やかなナレーションを聞くと、ふと今の自分を見つめ直したくなることはありませんか。
2026年の今、千葉県睦沢町の静かな里山で、築100年を超える古民家を舞台に新たな物語を紡いでいるご夫婦がいます。
今回の「人生の楽園」で紹介されたのは、元看護師と元警察官という異色の経歴を持つ坂元さん夫妻が営む、心温まる古民家カフェ「ちぃととの台所」です。
僕のような30代の独身男性にとっても、お二人の生き方はなんだか眩しくて、これからの人生をどう歩むべきか優しく問いかけてくれているような気がします。
睦沢町の豊かな自然に抱かれたこの場所が、なぜ多くの人を惹きつけてやまないのか、その魅力を余すところなくお伝えしていきますね。
人生の楽園|千葉・睦沢町 古民家カフェ「ちぃととの台所」
■懐かしい味と空間のこだわり
お店に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは宮大工の手によって美しく蘇った広大な土間です。
この建物は、かつて日光東照宮の改修にも携わった本物の職人が、大家さんの温かい提案を受けてリフォームを手掛けたという、まさに芸術品のような空間なんです。
太い梁や柱、歴史を刻んだ木目の風合いには、都会の喧騒を忘れさせてくれるような重厚な安心感が漂っています。
料理のコンセプトは「最上級の素朴な家庭料理」で、奥様の貴子さんが家族のために磨き続けてきた愛情たっぷりのメニューが並びます。
看板メニューの「ちぃととのよくばり籠ランチ」は、丁寧に編まれた竹籠の中に、旬の野菜がこれでもかと詰め込まれた贅沢な一品です。
鮭の蒸し焼きやチキンのトマト煮込み、熱々の里芋のグラタンなど、季節ごとに変わる彩り豊かなおかずは、見ているだけで元気をもらえそうですよね。
食材は睦沢町産や千葉県産を優先し、自家製の発酵調味料である塩麹や甘酒を隠し味に使うなど、心と身体を整える「腸活」への意識も徹底されています。
お米にもこだわりがあり、貴子さんの故郷である大分県から直送された「ヒノヒカリ」を胚芽米として提供しているのも大きな特徴です。
手作りのヨーグルトケーキやシフォンケーキといったスイーツも充実しており、食後には自家製レモンを使った爽やかなドリンクで一息つくのが僕の理想的な過ごし方です。
店内にはギャラリースペースもあり、ハンドメイド作品を眺めながらゆったりとした時間の流れを楽しむことができます。
千葉・睦沢町 古民家カフェ「ちぃととの台所」開業の経緯|人生の楽園
■夫婦が叶えた第二の人生
このお店が生まれるまでには、お二人の長年の歩みと深い絆がありました。
店主の貴子さんは大分県出身の元看護師で、夫の厳夫さんは警視庁に勤務していた元警察官という、人を支え守る第一線で活躍されてきたお二人です。
子育てがひと段落した頃、貴子さんは趣味だったお菓子作りが高じてマルシェなどに出店し始め、いつしか自分のお店を持ちたいという夢を抱くようになりました。
一方の厳夫さんも、定年を前に「海の見える場所で暮らしたい」という思いを強くし、二人の夢が重なり合ってこの睦沢町へと導かれたのです。
実は最初からこの店舗があったわけではなく、以前は「ちぃととキッチン♪」という屋号でシェアキッチンやイベント出店を地道に続けてきました。
そこで培われた地域の人々との繋がりやファンからの声が、現在の「ちぃととの台所」を開く大きな原動力になったのだと感じます。
資金面での不安を抱えていた際、大家さんから「リフォームしてから貸しましょう」という驚きの提案を受けたのも、お二人の誠実な人柄が引き寄せたご縁に違いありません。
第二の人生を、お互いの強みを活かしながら「皆が元気になれる場所」として形にしたお二人の姿には、同じ日本人男性として憧れを抱かずにはいられません。
千葉・睦沢町 古民家カフェ「ちぃととの台所」場所・アクセス|人生の楽園
■詳しい場所とアクセスの注意
「ちぃととの台所」は、千葉県長生郡睦沢町の岩井という、のどかな田園風景が広がるエリアに位置しています。
最寄り駅はJR外房線の上総一ノ宮駅ですが、そこから約3kmほど離れているため、基本的には車でのアクセスが一番スムーズです。
東京方面から向かう場合は、京葉道路や千葉外房有料道路を経由して茂原を通り、南総広域農道を通るルートが分かりやすいでしょう。
神奈川方面からはアクアラインを渡り、圏央道の茂原長南ICで下りて国道409号線を進むのが一般的な行き方です。
お店は枝道を入った行き止まりにあり、少し見つけにくいかもしれませんが、そこが隠れ家的な魅力を引き立てています。
駐車場はお店の前に4台分、さらに手前の空き地に数台分用意されていますが、道幅が狭い場所もあるので大きな車の方は運転に気をつけてくださいね。
2026年7月11日のテレビ放送後からは、混雑を避けるため「完全予約制」に運用が変更されています。
予約は電話受付のみで、InstagramのDMでは受け付けていないので、事前にお店へ直接連絡することをお忘れなく。
営業時間は11時30分から15時までで、基本的には金・土・日のみの営業という、週末限定の特別な場所となっています。
千葉・睦沢町 古民家カフェ「ちぃととの台所」周辺の観光情報|人生の楽園
■睦沢町を巡るおすすめスポット
せっかく睦沢町まで足を運ぶなら、カフェの前後で周辺の観光もぜひ楽しんでほしいと思います。
まずは「道の駅 むつざわ(つどいの郷むつざわ)」に立ち寄ってみるのがおすすめです。
ここにはヨウ素を豊富に含んだ天然温泉があり、ドライブの疲れを癒やすには最高のスポットなんです。
地元の新鮮な野菜やお米、特産の「カリカリ梅」などが豊富に揃う直売所もあり、お土産選びにも事欠きません。
歴史や神秘的な雰囲気が好きな方なら、樹齢1000年を超えると言われる巨大なクスノキがある「諏訪神社」は必見です。
社殿の裏手にある風穴は、竹林を背景に美しい写真が撮れる「瞳のトンネル」として密かに人気を集めています。
また、坂元さん夫妻が暮らす岩井地区にある「鵜羽神社」は1200年以上の歴史を誇る古社で、鎮守の杜に囲まれた清々しい空気を感じられます。
もう少し足を伸ばせば、サーフィンの聖地として知られる一宮海岸や釣ヶ崎海岸もあり、房総の潮風を感じることもできます。
1月から5月上旬なら「近藤いちご園」でのいちご狩り、夏なら「山田農園」でのブルーベリー狩りなど、季節ごとの味覚体験も充実しています。
里山ののんびりした空気と、活気ある観光スポットが絶妙に混ざり合っているのが、睦沢町の素晴らしいところですね。
まとめ
■房総の楽園で心を満たす旅
いかがでしたでしょうか。
坂元さん夫妻が愛情を込めて営む「ちぃととの台所」は、単にお腹を満たす場所ではなく、訪れる人の心を解きほぐしてくれる魔法のような場所です。
宮大工の手による伝統建築の温もりと、地元野菜をふんだんに使った優しい手料理は、忙しい毎日を過ごす僕たちに「生きる喜び」を思い出させてくれます。
一度立ち止まって、自分にとっての「楽園」とは何かを考えてみる。
そんなきっかけをくれるこのカフェへ、大切な人を誘って、あるいは自分へのご褒美として、電話予約を入れてから出かけてみませんか。
房総のそよ風とともに、まるでおばあちゃんの家に帰った時のような「おかえり」という温かい空気が、あなたを待っているはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
