海岸線を歩いていて、もしも見たこともないような不気味な形をした生き物の死骸を見つけてしまったら、あなたならどうしますか?
2026年の今でもネット上で熱く語り草になっている「フナバシETフィッシュ」という、なんともワクワクするような、それでいて少し背筋が凍るような存在について、今日はじっくりと深掘りしていきたいと思います。
テレビ番組「口を揃えたフシギな話」でも紹介され、多くの視聴者を震撼させたあの漂着生物の正体と、その背後にあるロマンについて一緒に考えていきましょう。
船橋で謎の生物(フナバシETフィッシュ)発見の経緯【口を揃えたフシギな話】
■奇妙な漂着死骸の発見
物語の始まりは2020年8月24日の午後、オカルトライターでありビーチコーミングを愛する由乃夢朗氏が船橋の海岸を訪れたことでした。
千葉県船橋市の「ふなばし三番瀬海浜公園」で彼が目にしたのは、周囲に小魚やカニの死骸が散らばる中で、異様な存在感を放つ未知の物体でした。
由乃氏は、あのオカルト界の巨匠として知られる山口敏太郎氏の事務所に所属する人物であり、日常的に奇妙なものへのアンテナを張っていたのです。
彼がその不気味な死骸をSNSに投稿し、「フナバシETフィッシュ」という強烈な名前を付けたことで、ネット上は一気に騒然となりました。
フナバシETフィッシュの特徴|船橋の謎の生物
■そのあまりに異質な特徴
この生物の最大の特徴は、何と言ってもその「顔」に見える部分の異様さにあります。
全体の大きさは40センチから45センチほどで、非常に平べったい体つきをしており、表面は白い繊維状の物質で覆われていました。
特に長い頭蓋骨のような部分には、まるで宇宙人の巨大な目のように見える大きな穴が二つ並んで開いていたのです。
そのフォルムはどこか鳥のハシビロコウを思わせる一方で、既存のどの魚とも違うように見え、まさに「ET」の名にふさわしい不気味さがありました。
まだ肉が多く残っていたことも、この物体が単なる骨の塊ではなく、つい最近まで生きていた「何か」であるという生々しさを強調していましたね。
フナバシETフィッシュとは正体は?船橋の謎の生物
■正体についての科学的推論
多くの人を恐怖させたこのETフィッシュですが、冷静な分析によって浮かび上がってきた最も有力な正体は「エイ」の死骸です。
エイは全身が軟骨でできている軟骨魚類であり、死後に肉が腐敗して削げ落ちると、人間には想像もつかない奇怪な形へと変貌します。
私たちが宇宙人の目のように見ていたあの穴は、実は呼吸のために水を吸い込む「噴水孔」というエイ特有の器官だったというわけです。
実際、ポタモトリゴン・オルビニイなどのエイの頭蓋骨を裏側から見た画像と比較すると、驚くほど一致していることがわかります。
スズキのような硬骨魚の頭の部分が損傷したものだという説もありましたが、エイの軟骨構造が生み出す造形美こそが、この謎の答えだと私は確信しています。
船橋の謎の生物
■船橋に潜む他の怪異たち
この一件が起きた船橋という土地は、実は山口敏太郎氏が拠点を置く場所でもあり、数多くのUMAや怪獣伝説が息づいています。
例えば、船橋の泥沼から現れるという設定の「フナバゴン」は、地域の非公認怪獣としてオカルトファンの間で愛されています。
また、船橋に隣接する津田沼の菊田池で目撃された謎の巨大生物「ツッシー」の存在も、このエリアの神秘性を高めていますね。
さらに、非公式ゆるキャラとして誕生した「飯山満42歳」など、山口氏は船橋を舞台に現実と幻想を織り交ぜた独自の文化を築き上げてきました。
こうした下地があったからこそ、フナバシETフィッシュのような謎が、単なるゴミとして処理されずにロマンとして語り継がれたのでしょう。
まとめ
正体はエイの残骸だったかもしれませんが、私はこの出来事に現代の「恵比寿」の姿を見出さずにはいられません。
山口敏太郎氏が語るように、海からの漂着物はかつての人々にとって、幸運や新しい価値をもたらしてくれる大切な贈り物でした。
たとえ科学的に正体が判明したとしても、その不気味な姿に宇宙を感じ、物語を紡ぎ出す私たちの想像力こそが宝物なのだと感じます。
あなたもいつか船橋の三番瀬を歩くことがあれば、ぜひ足元に目を向けて、海がくれた不思議なメッセージを探してみてください。
