新学年が始まって最初の大勝負となった、2026年4月26日実施の東進「共通テスト本番レベル模試」を受験された皆さん、本当にお疲れ様でした。
春休みの努力をぶつけようと意気込んで臨んだものの、予想を遥かに超える難しさに打ちのめされて、今はスマホを握りしめながら「みんなはどうだったんだろう」と検索しているあなたの姿が目に浮かびます。
この時期の模試は結果以上に「何を知るか」が重要ですが、まずは今回の模試の凄まじい実態を、熟練の視点から一つずつ紐解いていきましょう。
東進の全国統一高校生テスト2026年6月|出題範囲
■容赦ない全範囲出題の正体
今回の4月模試が他の多くの模試と決定的に違うのは、新課程2年目を迎えた「大学入学共通テスト」の全範囲を、学期の初めから真正面から突きつけてきた点にあります。
- 英語(リーディング80分100点 / リスニング30分100点):英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ。
- 数学:
- 数学①(70分100点):数学Ⅰ・A(数と式、集合と論証、2次関数、図形と計量、データの分析、場合の数と確率、図形の性質)。
- 数学②(70分100点):数学Ⅱ・B・C(三角関数、指数関数・対数関数、図形と方程式、式と証明、複素数と方程式、微積分法、統計的な推測、数列、ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)。
- 国語(90分200点):「現代の国語」及び「言語文化」の内容。近代以降の文章、古典(古文・漢文)。
- 理科:各科目全範囲(基礎科目+発展科目から最大2科目選択)。
- 地理歴史・公民:各科目全範囲。
- 情報:情報Ⅰの全範囲。
英語であれば、リーディング80分とリスニング30分という本番と寸分違わぬ時間配分の中で、新課程特有の膨大な語彙数と格闘しなければなりませんでした。
特に数学が厳しく、数学Ⅰ・Aはもちろんのこと、多くの現役生がまだ学校で習い終えていないであろう数学Ⅱ・B・Cのベクトルや複素数平面、統計的な推測までもがフルセットで出題されています。
国語も現代文3題に古文・漢文を加えた5題構成という、実用的な文章の読解力が試される新傾向の重厚なセットが用意されていました。
理科や地歴公民、そして今や避けては通れない「情報Ⅰ」に関しても、プログラミングやデータ活用を含む全範囲が対象となっていたのです。
まだ学校で触れていない分野が平然と出てくるのは、受験生にとっては過酷な話ですが、これが東進の掲げる「本番レベル」という厳しさの裏返しでもあります。
東進の全国統一高校生テスト2026年6月|難易度
■絶望を感じさせるほどの難易度
難易度に関しては、正直に言って「激ムズ」という言葉がこれほど似合う回も珍しいのではないかと私は感じています。
特に数学と国語の難化は顕著で、SNS上でも「難易度がバグっている」という悲鳴に近い投稿が相次いでいたのは記憶に新しいところです。
数学Ⅰ・Aでは図形やデータの分析に時間を吸い取られ、Ⅱ・B・Cでは新課程特有の計算量の多さに圧倒されて、最後まで解答に辿り着けなかった人が続出しました。
国語においても、論理的な文章の読解に手間取ると、後ろに控える古文や漢文に回す時間がゼロになるという、共通テスト特有の「時間の壁」が非常に高くそびえ立っていました。
私の個人的な感想を言わせてもらえれば、この4月の段階でここまでの難度をぶつけてくるのは、受験生の慢心を打ち砕き、夏に向けた危機感を植え付けるための東進流の「愛の鞭」なのだと思います。
対照的に、情報Ⅰや一部の理科科目は比較的オーソドックスな出題も見られましたが、主要3教科のダメージが大きすぎて全体的な平均点はかなり低迷したと見て間違いありません。
東進の全国統一高校生テスト2026年6月|受験生の感想
■受験生たちのリアルな悲鳴と共感
試験が終わった直後の受験生たちの声を聞くと、誰もが同じような苦しみを抱えていたことがよく分かります。
「春休みにあんなに勉強したのに、数学の点数が30点も下がった」と肩を落とす人や、「英語の文章が長すぎて途中で意識が飛びそうになった」という切実な感想がネットの至る所で見受けられました。
医学部や難関国立大を目指す志高い層であっても、「得点率が6割に届かず笑えない」というほど、今回のセットは多くの受験生にショックを与えたようです。
一方で、成績優秀な層からは「時間の使い方のミスを早めに自覚できて良かった」という冷静な振り返りや、「情報だけは20分余った」という意外な余裕を見せる声もありました。
こうした感想の数々を見ていると、みんなが苦戦しているのはあなたの実力不足だけが原因ではなく、テスト自体の設定が極めてタフだったからに他なりません。
東進の全国統一高校生テスト2026年6月|復習・今後の対策
■模試の価値を10倍にする復習の極意
模試を受けた後、最もやってはいけないことは「点数だけ見て一喜一憂し、問題冊子をカバンの中に封印すること」です。
まず鉄則として、記憶が鮮明なうちに、できれば試験当日か翌日の24時間以内に必ず自己採点と「問題の仕分け」を終わらせてください。
間違えた問題を「時間があれば解けたもの」「解説を読めば理解できるもの」「解説を読んでも全く分からないもの」の3つに分類するのです。
今のあなたにとっての宝の山は、実は「時間があれば解けた」はずの問題に隠されており、これらを自力で解けるようにすることこそが夏休み前の最優先課題となります。
東進の実力講師陣による解説授業をフル活用して、単なる正解だけでなく「なぜその解法を選んだのか」という思考のプロセスを盗んでください。
解説を読んでも分からない問題は、今の段階では深追いしすぎず、教科書の基礎に戻って土台を作り直す勇気を持つことも、限られた時間を有効に使う戦略の一つです。
さらに、間違えた理由を具体的に書き込む「模試ノート」を一冊作り、自分だけの弱点克服バイブルを育て始めることを強くおすすめします。
まとめ
■最後まで走り抜けるあなたへ
4月のこの時期に本番レベルの洗礼を受けたことは、長い受験生活において間違いなく大きなプラスに働きます。
今はE判定や低い得点に心が折れそうかもしれませんが、東進の模試はあえて厳格な「絶対評価」を下すことで、あなたを合格へと引き上げようとしているのです。
共通テストは単なる知識の量ではなく、膨大な情報を処理するスピードと、どんな難問を前にしてもパニックにならない精神力が試される場です。
今回の悔しさをガソリンに変えて、まずは今日からの学習計画を一つずつ修正し、一歩ずつ前に進んでいきましょう。
あなたが第一志望の門をくぐるその日まで、私はあなたの挑戦を心から応援し続けています。
Keep on pushing yourself, because no one else is going to do it for you.
