こんにちは、はるをです!
この記事ではnetflixで5月7日に配信開始されたばかりの新作映画「ロストブレット3(英語版タイトル:Lost Bullet 3)」について解説しています。
「ロストブレット3」は愛する者を奪った宿敵と腐敗した警察への復讐を誓う天才ドライバー、リノの壮絶な最終決戦を描くノンストップアクションの人気シリーズ。
復讐の炎を燃やす車の天才リノが、因縁のアレスキと巨悪な組織に最後の戦いを挑む、エンジン全開のシリーズ完結編です。

過去の因縁に決着をつけるべく、リノが危険な賭けに出るシリーズ集大成!

ロストブレット3(netflix映画)解説|あらすじ※ネタバレ注意
さあ、まずはこの壮大な物語の最終章「ロストブレット3」のあらすじから見ていきましょう。
シリーズを追いかけている方はもちろん、まだ見たことがない方もいらっしゃるかもしれないので、少しだけこれまでの道のりも振り返りながらお話ししますね。
このシリーズは、天才的な自動車整備士リノ(演じるのはアルバン・ルノワールさんです)の波乱万丈な人生を描いた物語なんです。
最初の作品「ロストブレッド 窮地のカーチェイス」では、リノは過去に犯罪に手を染めてしまった過去がありながらも、その並外れたメカニックの腕を買われて、麻薬取締班のシャラス警部(ラムジー・ベディアさん演じるリノの恩人です)のもとで警察に協力することになります。
特殊車両の開発・整備という重要な任務に就き、やっと平穏を取り戻しつつあった彼に、運命のいたずらが襲いかかります。
なんと、シャラス警部が警察内部の汚職警官アレスキ(ニコラ・デュヴォシェルさん演じるシリーズを通しての宿敵です)に目の前で殺されてしまい、さらにその罪をリノに着せられてしまうんです。
絶体絶命の窮地に立たされたリノは、自身の無実を証明するため、そしてシャラス殺害の唯一の証拠である「失われた弾丸」が残されたシャラスの愛車――1990年代初頭のルノー21 2Lターボ――を見つけ出すために、たった一人で警察全体から追われる逃亡犯となってしまいます。
この最初の作品のクライマックスでは、リノがシャラスのルノーを自ら改造して戦闘車両にし、壮絶なカーチェイスの末に証拠を警察署に運び込むという、手に汗握る展開が繰り広げられました。

アレスキは逮捕寸前で逃亡し、物語は続編へと続いていく形でしたね。
そして2作目「ロストブレット2」では、1作目の事件を経て、自らの手で殺人の濡れ衣を晴らしたリノが、正式に警察職員となっていたはずが、再び陰謀に巻き込まれてしまいます。
弟分を殺した汚職警官への復讐を果たすことが、彼の次の目的になっていたんです。
シャワーの後にジュリアの花柄のバスローブを着ていたり、ちょっとクスッと笑えるシーンもあったりしましたが、やっぱりこの作品でもド派手なカーチェイスは健在でした。
最終的に、リノはスペインで拘束されることになってしまうという、またまた気になる終わり方でしたよね。

私、「あ、これ続編ありそうだな」って思ってましたもん。
そして、ついに迎える最終章「ロストブレット3」。この作品は、2作目のラストからわずか数ヶ月後から物語が始まります。
スペイン警察に捕まっていたリノは、何やら国同士、組織同士の取引によってフランスへ戻ってきます。
そして、彼がフランスに戻ってきたのと同じ頃、2年間逃亡していたアレスキもまたフランスに舞い戻ってくるんです。
今作のあらすじの中心となるのは、リノと、かつて恩人を殺し人生を台無しにしたアレスキとの因縁の対決です。
リノはアレスキへの復讐に決着をつけるべく、彼を必死に追います。
しかし、話はそんなに単純ではありません。
アレスキは、ドイツでの逃亡生活中に、麻薬対策班の黒幕であるレス警部(ジェラール・ランヴァンさん演じる冷酷非情な男です)から裏切られ、命を狙われる立場になっていました。
昇進を目論むレス警部は、自らの不正を隠蔽するためにアレスキを含めた「邪魔な存在」を始末しようとしているんです。

つまり、「ロストブレット3」では、リノ、アレスキ、そしてレス警部とその一派という、三つ巴の戦いが繰り広げられます。
リノはアレスキを追いますが、皮肉なことに、レス警部からも命を狙われるアレスキを守って戦う場面も出てくるという、予想外の展開も待っています。
さらに、警察組織内部での権力争いや、リノの元恋人で刑事のジュリア(ステフィ・セルマさん演じるリノを助けてくれる存在です)など、これまでのシリーズで登場したキャラクターたちが複雑に絡み合って物語が進んでいきます。
もちろん、このシリーズの醍醐味である改造車を使ったド迫力のアクションは健在です。
今回は、2作目の最後で愛車がスクラップになってしまったリノが、なんと黄色のレッカー車を改造して、新たな相棒として登場させます。
このレッカー車には花火の発射装置まで仕込まれているという、かなりマンガチックな、でもそれが「ロストブレット」らしい面白さなんです。

ヘリコプターやトラックを相手にする壮絶なカーアクションは、まさにエンジン全開。
CGに頼りすぎないリアルな物理的迫力や、車体がぶつかり合う描写は健在で、ハリウッドにも引けを取らないという声もあるほどです。
あらすじ全体としては、リノの復讐の行方 と、彼がどのようにして過去と向き合い、贖罪を見つけるのか が大きなテーマとなっています。
予想外の展開や、キャラクターたちの駆け引き もあって、最後まで目が離せませんでした。
個人的には、シリーズを追いかけてきた分、リノがどんな結末を迎えるのか、アレスキはどうなるのか、レス警部の悪事は暴かれるのか…と、もうドキドキしながら見入ってしまいました。
特に、レス警部の手下たちに取り囲まれたリノたちが、どうやって窮地を脱するのか は、「え!そうくる!?」と驚かされましたね。
この最終章で、シリーズ全体がどのように締めくくられるのか、ぜひ皆さんの目で見届けてほしいです!
ロストブレット3(netflix映画)|キャスト
さて、この「ロストブレット」シリーズの魅力は、なんと言っても個性豊かなキャラクターたちとその俳優さんたちの熱演にありますよね。
最終章となる「ロストブレット3」でも、お馴染みの顔ぶれが登場し、物語をさらに盛り上げてくれます。
ここでは、主要なキャストとその演じる登場人物について、少し詳しくご紹介しますね。
まずは、この物語の主人公、リノです。演じているのは、アルバン・ルノワールさん です。
彼は天才的な自動車整備士でありながら、運転技術も超一流。
1作目では過去の罪から警察に協力し、恩人のシャラス警部の死の濡れ衣を着せられ、2作目では正式に警察職員になったものの再び陰謀に巻き込まれました。
そして3作目では、スペインでの拘束からフランスに戻り、人生を台無しにした宿敵アレスキへの復讐に燃えます。

アルバン・ルノワールさんの演技は、多くの方から高く評価されています。
彼はこの作品でも身体を張ったアクションを披露していて、天才メカニックとしての冷静さと、復讐心に駆られる熱い感情 を見事に演じ分けています。
アクションシーンだけでなく、彼の内面的な葛藤 を表現する静かな演技も、とても心に響きました。
私も、彼が海外ドラマ・映画にハマるきっかけになった俳優さんってどんな人なんだろう?って想像しちゃうくらい、アルバン・ルノワールさんには引き込まれますね。
次に、リノの最大の宿敵、アレスキです。演じるのはニコラ・デュヴォシェルさん です。
彼は元麻薬対策班の刑事でしたが、裏で麻薬組織と繋がり、汚職に手を染めていました。
1作目でリノの恩人であるシャラス警部を殺害し、リノに罪を着せて逃亡します。
3作目では、ドイツでの逃亡生活を経てフランスに戻ってきます。

興味深いのは、今作では彼が単なる悪役としてだけでなく、もう一人の主人公的な役割も担っている点です。
黒幕であるレス警部から命を狙われる立場となり、家族、特に息子に会いたいと願う姿 が描かれるんです。
もちろん、彼が本質的に悪人であることは変わらないんですが、絶体絶命の状況での彼の奮闘を見ていると、思わず応援したくなるような気持ちになったりもして。
ニコラ・デュヴォシェルさんの、片頬に傷があるのに男前な雰囲気 や、シリーズを通して歳を重ねて渋みを増していく様子 も、キャラクターに深みを与えているように感じました。
そして、リノの理解者であり、元恋人でもある刑事、ジュリアです。演じるのはステフィ・セルマさん です。
1作目ではリノと警察内部での協力者として信頼関係を築き、2作目でもリノを匿ったり助けたりしてくれます。
3作目でも彼女はリノの面倒を見たり、共にレス警部一派と戦ったりと、重要な役割を果たしています。
汚職がはびこる警察の中で、数少ない正直な警官の一人として描かれています。
ステフィ・セルマさんは、芯のある女性捜査官を見事に演じていますが、一部には彼女の演技や追跡シーンでの描写について批判的な意見も見られました。

ただ、リノとの関係性 も物語に深く関わっていて、二人の化学反応も見どころの一つだと私は思います。
他にも、物語の黒幕である麻薬対策部長のレス警部をジェラール・ランヴァンさん が演じています。
冷酷非情で、アレスキやリノを追い詰める存在です。
また、レス警部の部下である殺し屋ユーリ(クエンティン・D・エノーさん演じるキャラクター)は、めちゃくちゃキャラが立っていて、存在感抜群でした。

彼もまた、リノやアレスキと激しい戦いを繰り広げます。
リノの恩人シャラス警部(ラムジー・ベディアさん)
1作目でリノを慕う弟分だったカンタン(ロッド・パラドさん)
アレスキの相棒だった汚職警官マルコ(セバスティアン・ラランさん)
3作目でリノの新しい改造を手伝ってくれるサラ(ジュリー・テデスコさん)
など、物語を彩る重要な登場人物がたくさんいます。
特にサラは、リノと同じメカニックで、彼女のガレージで新たな「ビースト」が生まれるシーンはメカ好きにはたまりません。

ジュリー・テデスコさんのクールな雰囲気も魅力的でした。
それぞれの俳優さんが、キャラクターの持つ個性や複雑な関係性 をしっかりと演じているからこそ、物語に引き込まれるんですよね。
特に、アルバン・ルノワールさん、ニコラ・デュヴォシェルさん、ステフィ・セルマさんの3人は、シリーズを通して役柄を深めていて、その変化を見るのも楽しかったです。
もちろん、英語の勉強を始めたきっかけが海外俳優さんだった私としては、彼らの演技を字幕なしで理解できるようになりたい!というモチベーションにも繋がるんです。
それぞれのキャラクターがどんな運命をたどるのか、ぜひ注目して見てみてくださいね。
ロストブレット3(netflix映画)|評価・感想は?
さあ、一番気になるところかもしれませんね!
「ロストブレット3」を実際に見た人たちがどんな感想を持っているのか、様々な声を見ていきましょう。
公開されてから間もないですが、すでにたくさんの評価やレビューが寄せられています。
全体的な印象としては、やはりこのシリーズの最大の魅力であるアクションシーンの迫力について言及している声が非常に多いです。
特に、CGに頼りすぎないリアルなカーアクションやスタントワークが高く評価されています。

市街地や公園の中を車が突っ走ったり、改造されたレッカー車とヘリコプターが戦ったり。
列車のM中の格闘シーン など、「ハリウッドを凌駕しているかも」「正気か!?」と思うほどの凄まじさ で、見る人を圧倒しているようです。
車体がぶつかり合う物理的な迫力 や、クラッシュシーンのド迫力 を絶賛する声もたくさん見られました。
また、シリーズの完結編として、物語に決着がついたことに満足している人も多いようです。
1作目のラストが中途半端だと感じた人や、2作目が全て解決せずにモヤモヤが残ったという人もいたようですが、今回は非常に爽快な結末になっていると感じた人もいるようです。
シリーズを通してリノを応援してきたファンとしては、彼の復讐や贖罪の旅がどのように終わるのか は、やっぱり気になるところですよね。
主演のアルバン・ルノワールさんやニコラ・デュヴォシェルさん、ステフィ・セルマさんといった俳優陣の演技も、多くのレビューで言及されています。
アルバン・ルノワールさんの身体を張った演技や、キャラクターの内面を表現する深み が評価されています。
ニコラ・デュヴォシェルさんが演じるアレスキが、今作で「もう一人の主人公」のように描かれている点 や、そのキャラクター性に魅力を感じたという声もありました。
一方で、ストーリーや脚本に関しては、様々な意見があるようです。
ストーリー展開が読めてしまう
プロットが少し特殊 あるいは強引に感じる部分がある
キャラクターの関係性や登場人物が見分けにくい時がある
シナリオが空虚
面白みも中身もない
といった批判的な意見も見受けられます。
特に、前作からのストーリーの繋がりがuntidy jumble(ごちゃごちゃ)で、フラッシュバックなどがかえって混乱を招くという厳しい意見もありました。
誰が誰と一緒にいるのか分からなくなる、という声も。アクションがメインで、ストーリーはおまけのように感じた人もいるようです。
また、アクション映画として見た場合でも、「カーチェイスシーンが思ったより少ないかも」と感じた人もいるようです。
ただし、これは「ロストブレット」シリーズに期待するアクションの量や質による違いかもしれませんね。
個人的な感想としては、私もシリーズのファンとして、アクションの迫力は今回も期待を裏切らなかったと感じています。
特に、リノが新しい車を改造するシーン や、その車が実際に活躍するクライマックス は、このシリーズならではの魅力だと思います。
ストーリーに関しては、確かに複雑に感じるところや、「あれ?」と思う瞬間も正直ありましたが、ハイスピードな展開とアクションの連続で、飽きずに最後まで楽しめました。

まるでジェットコースターに乗っているような感覚で、細かいことは気にせずに勢いに乗って見るのが、このシリーズの正しい楽しみ方なのかもしれませんね。
「ロストブレット3」は、アクション好きにはたまらない、見応えのある作品であることは間違いないと思います。
ストーリーやキャラクター描写については好みが分かれるかもしれませんが、Netflix版「ワイルド・スピード」 とも呼ばれるそのド派手なアクションは、一見の価値ありです。
もし興味を持ったら、ぜひ1作目から順番に見てみることをお勧めします。
そうすることで、よりキャラクターたちの背景や物語の繋がりが理解できて、さらに楽しめるはずですよ。
私も、字幕なしで見るという目標を持って英語学習を続けているので、いつかこのシリーズをフランス語のオリジナル音声で完璧に理解できるようになりたいな、と思っています!
皆さんにとって、「ロストブレット3」がどんな作品になるのか、ぜひ感想を聞かせてくださいね。一緒に楽しく英語や映画の話をしましょう!
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