皆さん、こんにちは!
今回も「鬼滅の刃」の魅力について、熱く語っていきたいと思います。
今日のテーマは、我らが蟲柱、胡蝶しのぶさんです。
彼女の笑顔の裏に隠された真実、そして壮絶な戦いと絆の物語を深掘りしていきましょう。
心を込めてお伝えしますので、どうぞ最後までお付き合いくださいね。
鬼滅の刃ネタバレ考察|胡蝶しのぶの過去
しのぶの儚き過去と秘めたる怒り
胡蝶しのぶさんといえば、いつも穏やかな微笑みをたたえ、物腰柔らかで、どこかミステリアスな雰囲気をまとっていますよね。
私も初めて見たときは、その優雅さに心を奪われました。
でも、彼女の過去を知ると、その笑顔の裏にどれほどの悲しみと怒りが秘められているかが伝わってきて、胸が締め付けられます。
しのぶさんは、幼い頃に両親を鬼に惨殺されるという悲劇に見舞われました。
その絶望の淵から救い出してくれたのが、岩柱である悲鳴嶼行冥さんです。
その経験から、彼女は最愛の姉である胡蝶カナエさんと共に、鬼殺隊への入隊を決意します。
自分たちと同じような悲劇を他の人に味合わせたくないという、強い決意だったのでしょうね。
しかし、鬼殺隊に入隊して間もなく、さらなる悲劇が彼女を襲います。
花柱として活躍していた優しい姉、カナエさんもまた、上弦の弐である童磨によって命を落としてしまうのです。
享年わずか17歳でした。
想像するだけで、どれほど辛かったか、計り知れません。
カナエさんは、死の間際ですら鬼に同情するほどの慈愛の心の持ち主でした。
そして、しのぶさんに「普通の女の子の幸せを手に入れてほしい」「お婆さんになるまで生きてほしい」と願ったのです。
しのぶさんは、そんな姉の願いを「鬼と仲良くする夢」として受け継ぎます。
しかし、鬼に大切な人を奪われた人々の涙を見る度に、彼女の中には鬼への怒りが積もりに積もっていたのです。
「そう…そうですね 私はいつも怒っているかもしれない」と炭治郎くんに本音を吐露する場面は、本当に印象的でした。
あの穏やかな笑顔は、「姉がこの笑顔を好きだと言ってくれたから」という理由で、形だけでも姉の遺志を継ぐために無理に作られたものだったんですね。
そんな彼女の「怒り」と「葛藤」が、しのぶさんの大きな原動力となっていたのです。
鬼滅の刃ネタバレ考察|胡蝶しのぶ・童磨戦で死亡
童磨との宿命的な対決
しのぶさんの物語の中で、避けて通れないのが上弦の弐・童磨との戦いです。
この戦いは、姉カナエさんの仇討ちという、しのぶさんにとってまさに宿命の対決でした。
無限城という異空間で童磨と対峙した時、しのぶさんは童磨の姿を見て、彼が姉を殺した鬼だと確信します。
普段の冷静な彼女からは想像できないほど、怒りをあらわにして童磨に挑みかかる姿は、鬼殺隊士としての強い覚悟を感じさせました。
しのぶさんは、鬼の頸を斬ることができない唯一の柱です。
その代わりに、藤の花から作った猛毒を刀に仕込み、高速の突き技で鬼を滅します。
その速度は「雫波紋突き」よりも速く、上弦の鬼からも「今まで出会った柱の中で一番」と評されるほどでした。
しかし、童磨の圧倒的な毒分解能力の前に、しのぶさんの攻撃は通用しません。
さらに、童磨の血鬼術である冷気によって、しのぶさんは肺を壊死させられ、呼吸もままならない状態に追い込まれます。
満身創痍の状態で、諦めかけたその時、しのぶさんの前に亡き姉カナエさんの幻影が現れます。
カナエさんの厳しいながらも温かい叱咤激励が、しのぶさんに最後の力を奮い立たせました。
そして、しのぶさんは最後の力を振り絞り、渾身の一撃を童磨の頸に叩き込みます。
しかし、この攻撃すらも童磨には決定打となりませんでした。
童磨は「弱い女の子がよく頑張った」と言いながら、しのぶさんを抱きしめ、そのまま吸収してしまいます。
この時、ちょうど駆けつけた栗花落カナヲさんが、しのぶさんが吸収される瞬間を目撃することになります。
本当に、心が引き裂かれるようなシーンでした。
ですが、しのぶさんの死は無駄ではありませんでした。
実は、これは彼女が一年以上前から準備していた、綿密な復讐計画の一部だったのです。
彼女は、童磨が女性を好んで捕食する性質を知っており、自分の体を藤の花の毒で満たしていました。
その毒の量は、彼女の体重37kg分に相当し、致死量の約700倍というすさまじいものでした。
しのぶさんの毒が体内で回り始めた童磨は、その体が溶け出し、大幅に弱体化します。
そして、ここに栗花落カナヲさんと嘴平伊之助くんが加わります。
伊之助くんもまた、童磨に母親である琴葉さんを殺されており、深い因縁がありました。
弱体化した童磨に対して、カナヲさんは失明のリスクがある最終奥義「花の呼吸 終ノ型・彼岸朱眼」を発動。
伊之助くんの援護もあって、ついに童磨の頸を斬ることに成功し、見事姉妹の、そして伊之助くんの仇を討ち果たしました。
この勝利の瞬間、カナヲさんの目から溢れ出る涙は、私たち読者も涙なしには見られませんでした。
鬼滅の刃|胡蝶しのぶ最後のセリフ
しのぶさんが童磨に吸収される直前に発した最後の言葉は、その場に響く「地獄に堕ちろ」でした。
絶体絶命の状況でありながら、姉の仇である童磨に対して最後まで屈しない、しのぶさんの強い意志が表れた一言だと思います。
童磨は、しのぶさんを吸収した後、彼女との対話の中で初めて「恋」という感情を知り、「ねぇしのぶちゃん、ねぇ俺と一緒に地獄へ行かない?」と誘いますが、しのぶさんは最高の笑顔で「とっととくたばれ糞野郎」と言い放ち、その提案をきっぱりと拒絶しました。
この場面は、しのぶさんの隠された本性と、鬼への根深い憎悪が爆発した瞬間で、私も鳥肌が立ちました。
また、童磨に吸収される直前、しのぶさんがカナヲさんに送った「指文字」も話題になりましたね。
多くの考察が飛び交いましたが、その意味は「息を吸うな」だったと考えられています。
童磨の血鬼術による冷気が肺を壊死させることを、死の間際まで仲間の身を案じて伝えていたのです。
この細かな描写にも、しのぶさんの優しさと、カナヲさんとの深い絆が感じられますね。
鬼滅の刃|胡蝶しのぶ・冨岡義勇との関係は?好き?
しのぶさんと水柱・冨岡義勇さんの関係も、ファンにとっては見どころの一つですよね。
二人は柱として同じ階級にあり、作中では何かと一緒に描かれることが多く、軽口を叩き合う場面が印象的でした。
しのぶさんは義勇さんを「天然のドジっ子」と思っていたというエピソードは、個人的にすごく好きです。
一見すると不仲に見える二人ですが、実際はお互いを嫌っているわけではなく、互いを尊重し合う関係だったことが伺えます。
しのぶさんの訃報が鬼殺隊に伝えられた際、冨岡さんは一瞬動揺したような表情を見せましたが、すぐに戦場へと意識を切り替えました。
彼の無口な性格もあって、その胸中を完全に知ることはできませんが、大切な仲間を失った悲しみを秘めていたことでしょう。
柱稽古編での「義勇さん」呼びには、私も頬が緩んでしまいました!
胡蝶家の絆と継承される思い
しのぶさんの物語は、彼女の死で終わりではありません。
童磨を倒した後、しのぶさんは天国で姉カナエさんや両親と再会し、心からの笑顔で抱擁を交わす姿が描かれています。
長年抱え続けてきた怒りや葛藤から解放され、ようやく家族と幸せな時を過ごせていることに、私も安堵しました。
そして、しのぶさんの遺志は、継子である栗花落カナヲさんにしっかりと引き継がれました。
カナヲさんは、しのぶさんの形見である蝶の髪飾りを胸に、鬼舞辻無惨との最後の戦いに臨みます。
伊之助くんがカナヲさんに「最後の鬼狩りだ、お前の家族も連れていってやれ」と言って、髪飾りをつけるように促すシーンは、本当に涙なしには語れません。
最終話では、鬼のいない現代で、しのぶさんとカナエさんにそっくりな姉妹が普通の高校生として平和に暮らしている姿が描かれています。
彼女たちの幸せな姿を見て、これまでの壮絶な戦いが報われたような気持ちになりました。
胡蝶しのぶさんの物語は、復讐、自己犠牲、そして仲間や家族との深い絆という、様々な要素が複雑に絡み合い、私たちに多くの感動を与えてくれました。
彼女の生き様は、これからも多くのファンの心に残り続けることでしょう。
今回の記事が、皆さんの胡蝶しのぶさんへの理解を深める一助となれば幸いです。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!