こんにちは、はるをです!
この記事ではnetflixで4月30日に配信開始されたばかりの新作ドラマ「エテルナウタ(英語版タイトル:Eternaut)」について解説しています。
「エテルナウタ」は有毒な雪が降り積もるブエノスアイレスを舞台に、見えざる侵略者と生存者たちの戦いを描くSFサバイバル。
謎の雪で壊滅した都市で、フアン・サルヴォと仲間たちが異形の脅威に立ち向かう!

アルゼンチンの国民的コミックを原作に、リカルド・ダリン主演で贈るNetflixの終末SF大作です!

エテルナウタ(netflixドラマ)あらすじ・コミックが原作
さて、まず『エテルナウタ』のあらすじについてお話しさせてくださいね。
物語は、真夏のアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスで突然始まります。
主人公はフアン・サルヴォというごく普通の男性。
ある夜、彼は友人たちと家でカードゲームを楽しんでいたんです。
まさに日常のひとコマですよね。
ところが、突然の停電と共に、窓の外には信じられない光景が広がります。
なんと、真夏だというのに雪が降り始めたんです。
しかも、その雪は普通の雪ではありませんでした。
触れた途端、あらゆる生命、人間も動物も植物も、即座に死に至る猛毒の雪だったんです。
あっという間に、活気に満ちていたブエノスアイレスの街は、死んだ人々や破壊された車が転がる雪に覆われた墓場と化してしまいます。
電気や通信も完全に途絶え、生存者は外界から完全に孤立してしまうんですね。
フアンと彼の友人たちは、何とか家に閉じこもることで最初の雪を生き延びます。
でも、フアンには離れて暮らす妻と娘がいました。
娘のクララは、この惨劇が始まったとき、友人と船に乗っていたんです。
彼女の安否が確認できないまま、家の中に閉じこもっているわけにはいきませんよね。
そこでフアンは、仲間たちと協力して、身の回りにあるもので即席の防護服を作り上げます。
そして、一歩外に出れば死が待っている、その危険なブエノスアイレスの街へと足を踏み出すことを決意するんです。

この「間に合わせの防護服」っていうのが、すごくリアルで、まさに極限状態でのサバイバルって感じがするんですよ。
街に出たフアンが見たのは、想像を絶する光景でした。
無数の死体が散乱し、物資を奪い合う生存者たちとの衝突も避けられません。
人間の生存本能がむき出しになり、時に有毒な雪そのものと同じくらい危険な脅威となることを、彼は身をもって知ることになるんです。
フアンは妻のエレーナとは再会できますが、娘のクララは見つかりません。
仲間たちと共に、食料や情報を求めて街中をさまよう中で、彼らは軍隊によるバリケードに遭遇します。
街は封鎖され、この雪が単なる自然現象ではないことが明らかになっていくんです。
空からは時折、謎の赤い光が降り注ぎ、物語は単なるパニックものから、見えざる敵、異世界からの侵略者との戦いへと姿を変えていきます。
特に衝撃的なのは、第4話以降に登場する、巨大な昆虫のような姿をしたエイリアン、「カスカルドス」です。
彼らは人間を捕獲し、巣のような場所に運び去っていくんですよ。
さらに、物語が進むにつれて、エイリアンだけでなく、侵略者に操られている人間も登場することが分かります。

行方不明だった娘のクララが突然戻ってきたり、仲間のルーカスという男が不審な行動を始めたり…。
彼らが侵略者に操られている可能性が示唆され、誰を信じていいのか分からない、人間関係の緊張感も高まっていくんです。
フアン自身も、過去のトラウマなのか、それとも何か別の原因があるのか、奇妙な幻覚に悩まされるようになります。
この幻覚が、物語の核心にどう繋がっていくのかも、大きな謎の一つなんですよ。
物語の終盤、フアンたちはカンポ・デ・マヨにあるという軍の基地を目指します。
その道中で、フアンは近くのスタジアムから放たれる謎の光に気づき、単独で調査に向かうんです。

そこで彼が目撃したのは、息を呑むような光景でした。
なんと、エイリアンであるカスカルドスと、侵略者に操られている人間たちが、整然と列をなし、スタジアムの中心部から放たれるまばゆい光を見上げているんです。
物理的な侵略だけでなく、精神的な支配が行われていることが示唆されます。
そして、シーズン1は衝撃的なラストを迎えます。
フアンが見たフラッシュバックの場面は、カンポ・デ・マヨ。そこにいたのは、真剣な表情で銃の訓練を受けている、娘のクララの姿だったんです。
その姿を見たフアンの表情で、何かを悟ったかのようにシーズン1は幕を閉じます。
娘が侵略者側にいる可能性、そして、これから始まる本当の困難を予感させる終わり方で、「え、ここで終わり!?どうなるの、これ!」って、もう頭の中が『エテルナウタ』でいっぱいになっちゃいました。
本当に引きが強い作品なんですよね。
エテルナウタ(netflixドラマ)評価・感想は面白い?
次に、『エテルナウタ』を見た皆さんの評価や、私自身の感想についてお話ししますね。
この作品は、4月30日にNetflixで全世界同時に配信されたアルゼンチン産のNetflixオリジナルドラマなんです。
約1時間のエピソードが全6話という、比較的コンパクトなシリーズになっています。
私がこの作品を見始めたきっかけは、単純に「アルゼンチンのSFドラマって珍しいな」というくらいの軽い気持ちだったんです。
正直、「ありがちな世界の終末ものかな」なんて、少し舐めていたところもあったかもしれません。
でも、見始めたらもう、その考えは吹っ飛びました!
本当にものすごい緊張感と、俳優さんたちの見事な演技、そして引き込まれるような撮影、そして何よりも、回を追うごとにどんどん盛り上がっていく展開に、あっという間に心を掴まれちゃいました。
音楽も雰囲気に合っていて、すごく良かったです。
特に序盤の、真夏のブエノスアイレスに突然「死の雪」が降り積もるシーンは、本当に強烈なインパクトでした。
静かに、でも確実に全てを奪っていくその光景は、美しさの中に底知れない恐怖を感じさせ、あっという間に物語の世界に引き込まれていきました。
生存者たちの間の葛藤や、極限状態での人間の本性が垣間見えるシーンも、見ていて手に汗握りましたね。
ただ、全体的な物語の進行については、人によっては少しスローペースに感じるかもしれません。
特に序盤の1~3話は、ひたすらサバイバルと人間ドラマが描かれていて、エイリアンなどの明確な脅威が登場するまでは、少しじっくりと進んでいく印象でした。

私も「あれ、これってどうなるんだろう?」って思う瞬間が正直ありましたね。
キャラクターたちの行動や心理描写についても、「もう少し深みがあれば、もっと感情移入できたかな?」と感じる部分も、個人的には少しあったんです。
でも、第4話あたりから巨大なエイリアン「カスカルドス」が登場してからの展開は、一気に加速します。
謎が謎を呼び、思わぬ方向へ物語が進んでいくんですよ。
特に、娘のクララの再登場や、仲間の中に侵略者に操られている人間がいることが示唆されるあたりからは、もう目が離せなくなりました。

誰が敵で味方なのか、何が真実なのか、ハラハラドキドキの展開が続きましたね。
他の視聴者の評価を見てみると、
「緊張感がすごい」
「アルゼンチンの作品を初めて見たけど引き込まれた」
「原作ファンだけど満足した」
といった肯定的な意見が多いように感じます。
特に、アルゼンチンという普段あまりドラマを目にしない国の作品であることや、ハリウッド的ではない硬派な雰囲気を評価する声もありました。
一方で、
「スローペースだ」
「謎が多すぎる」
「エイリアンのCGがちょっと…」
といった、私と同じような意見や、少し厳しい意見も見受けられましたね。
また、「原作コミックの方がはるかに素晴らしい」という意見もあり、原作の根強い人気を伺わせました。
私個人の評価としては、10点満点でつけるなら…そうですね、7点くらいかなと思います。
序盤のもどかしさや、残された謎の多さは少し消化不良ではあるんですが、それを補って余りある独特の世界観と、後半の怒涛の展開、そして素晴らしい演技には引き込まれました。
特に終末世界となったブエノスアイレスのビジュアルは、雪に覆われた街の不気味な美しさが際立っていて、すごく印象に残っています。
ローキー(低明度)で撮影された画面も、終末感や緊張感を高めていて、映像表現としても見ごたえがありました。
多くの謎を残したまま終わってしまうので、「これから面白くなるぞ!」というところでシーズン1が終わってしまった感じは否めませんが、だからこそ、続きがものすごく気になってしまう作品なんです。
まさに「シーズン2に期待!」という気持ちでいっぱいです。
エテルナウタ(netflixドラマ)見どころ解説
さて、『エテルナウタ』のどんなところが「見どころ」なのか、もう少し掘り下げてお話しさせてくださいね。
まず一番の魅力は、やはりそのユニークな世界観と視覚的なインパクトだと思います。
真夏のブエノスアイレスに降り注ぐ「死の雪」という設定自体が、まず衝撃的で引き込まれます。
雪に覆われた街の描写は、美しくも不気味で、静寂の中に潜む恐怖がひしひしと伝わってくるんです。
単なる破壊ではなく、全てが白く覆い尽くされていく様子は、日常が消え去り、全てがリセットされてしまうような、ある種の象徴性も感じさせます。
そして、この雪が単なる災害ではなく、異世界からの侵略の一部であることが分かっていくにつれて、物語はどんどんスケールアップしていきます。
巨大なエイリアン「カスカルドス」や、見えざる支配者「彼ら」の存在が明らかになるにつれて、恐怖の対象は物理的なものから、より心理的なものへと広がっていくんです。
二つ目の大きな見どころは、俳優さんたちの素晴らしい演技、特に主演のリカルド・ダリンさんの存在感です。
リカルド・ダリンさんは「アルゼンチンのジョージ・クルーニー」とも呼ばれる、アルゼンチンを代表する名優だそうです。
彼が演じる主人公フアン・サルヴォは、最初は何の変哲もない普通のおじさんなんですが、極限状況に置かれることで、内に秘められたサバイバル能力やリーダーシップが引き出されていくんです。
特に、娘の安否を必死に案じる親としての姿は、見ていてすごく感情移入できました。
ダリンさんの演技は、フアンが抱える内面の葛藤や、過去のトラウマ(マルビナス紛争のPTSDらしき描写もあります)といった人間的な弱さもリアルに表現していて、単なるヒーローではない、「普通の男」が想像を絶する事態にどう立ち向かっていくのか、その過程が丁寧に描かれているのが魅力的でした。
監督のブルーノ・スタニャーロさんは、ダリンさんをキャスティングしたことで、主人公の年齢を上げて、経験やトラウマに頼る「より成熟した人格」としてフアンを再構築したそうですよ。
この変更が、物語に新たな深みを与えていると感じました。
そして、この作品のもう一つの重要な見どころは、その深いテーマ性にあります。
単なるSFパニックものではなく、「集団としてのヒーロー」、つまり「誰も一人では救われない」というメッセージが強く打ち出されているんです。
フアンやその仲間たち、そして途中で出会う生存者たちが、互いに助け合い、資源や知恵を結集して困難に立ち向かう姿は、連帯の重要性を強く訴えかけてきます。
これは、アメリカのSFでよく見られるような孤独な個人ヒーロー像とは対照的で、アルゼンチンという国の文化的背景や、作者エクトル・ヘルマン・オステルヘルドが込めたメッセージが色濃く反映されている部分だと思います。
さらに、『エテルナウタ』は、アルゼンチンの歴史や政治的な寓意とも深く結びついています。
原作コミックが発表された1950年代から、作者オステルヘルドが「失踪者」(デサパレシードス)となってしまった1970年代にかけて、アルゼンチンは独裁政権や政治的な混乱を経験しました。
見えざる侵略者「彼ら」が、仲介者(カスカルドスやマノス)を使って人間を支配する構図は、帝国主義や、国民を抑圧する権力構造への批判として広く解釈されています。
Netflix版は舞台を現代に移していますが、それでも非人間的な力との闘い、権威への不信、連帯の必要性といったテーマは、アルゼンチンの国民的な記憶やトラウマと響き合っていて、作品にただならぬ重みを与えていると感じました。
作者オステルヘルドが、作品を通して何を伝えようとしたのか、そして彼自身の悲劇的な人生を知ることで、作品の見え方がガラリと変わるんです。
高いプロダクション価値も見どころの一つです。
アルゼンチンの主要な制作会社K&S FilmsがNetflixと組んだことで、大規模なスケールでの映像化が実現しています。
特に、ブエノスアイレスの実際のロケ地と、最新のバーチャルプロダクション(VP)技術を組み合わせることで、雪に覆われた終末世界をリアルに、かつ柔軟に描くことができたそうです。
街自体がキャラクターのように感じられるように工夫されているという監督の言葉にも納得です。
アルゼンチンの制作チームが、自分たちの街と文化を大切にしながら、世界に通用するクオリティのSF作品を作り上げたという点でも、この作品は画期的なんです。
見どころはたくさんあるんですが、まとめると、『エテルナウタ』は、
衝撃的なビジュアルの終末世界
名優リカルド・ダリンさんを中心とした人間ドラマ
そしてアルゼンチンの歴史や文化に根ざした深いテーマ性
が融合した、他に類を見ないSF作品だと言えると思います。
エテルナウタ(netflixドラマ)続編(シーズン2)は?※ネタバレ注意
さて、皆さん一番気になっているかもしれない、『エテルナウタ』の続編の可能性についてです。
シーズン1の終わり方、「え、ここで終わり!?」って思われた方も多いのではないでしょうか。
私もまさにそう思いました!多くの謎を残したままだったので、続きが見たい気持ちでいっぱいだったんです。
ご安心ください!Netflixは、シーズン1の配信が始まった直後の5月1日には、早くもシーズン2の開発を確定したと発表しています。
主演のリカルド・ダリンさんも、シーズン1の配信開始前のインタビューで「エテルナウタの第2部がまだ私たちを待っています」と語っていて、すでに続編があることを示唆していました。
そして、「さらに上を目指すつもりです!」と、今後のプロジェクトへの意欲も語っておられました。
監督のブルーノ・スタニャーロさんも、シーズン2でも引き続きクリエイター兼監督を務めることが決まっているそうです。
Netflixのラテンアメリカコンテンツ担当副社長であるフランシスコ・ラモス氏によると、シーズン2では、シーズン1で示唆されたSFのコンセプトがさらに深く掘り下げられるとのことです。
シーズン1では、死の雪、巨大なエイリアン、操られる人間、「彼ら」と呼ばれる見えざる侵略者、そして主人公フアンの幻覚など、多くの謎が提示されました。
シーズン2では、これらの謎がどのように解き明かされていくのか、物語がどのように展開していくのかが、最大の注目ポイントになるでしょう。
特に、シーズン1のラストで衝撃的に登場した、精神操作されている可能性が示唆された娘のクララが、今後の物語で重要な鍵を握ることは間違いないと思います。
フアンが娘を救い出すために、さらに危険な状況に飛び込んでいくことになるのか、あるいはクララ自身が侵略者との戦いに関わっていくことになるのか、想像が膨らみますね。
また、フアンの幻覚や、「エテルナウタ」という言葉そのものが持つ意味も、シーズン2で明らかになっていくはずです。
原作コミックでは、主人公が時間や空間を超えて旅をする存在として描かれているそうなので、ドラマ版でもフアンがどのような形で「永遠の旅人」になっていくのか、非常に気になります。
もしかしたら、彼の幻覚は単なるトラウマではなく、時間を超えた何かを見ているのかもしれませんよね。
シーズン2の公開時期については、2026年か2027年になるだろうと報じられています。
少し待つことになりますが、これだけ引き込まれる作品なので、楽しみに待つ時間は苦にならないでしょう。
シーズン2は全8話になる可能性も示唆されています。
シーズン1の6話よりも少し長くなることで、より物語を深掘りできることに期待したいですね。
『エテルナウタ』には、1957年に発表された原作コミックから、その後のリメイクや続編など、長い歴史があります。
Netflix版が、その原作のどの部分を基に、どこまでオリジナルの展開を描いていくのかも、今後の楽しみの一つだと思います。
原作コミックは、アルゼンチンでは国民的な作品だそうですから、その映像化がどのように進化していくのか、期待が高まりますね。
早く続きが見たい!シーズン2では、シーズン1で提示された謎がどのように回収され、物語がどんな壮大な展開を迎えるのか、今から本当にワクワクしています。
エテルナウタ(netflixドラマ)まとめ
さて、今回はNetflixのドラマ『エテルナウタ』について、あらすじ、評価・感想、見どころ、そして続編の可能性まで、私の個人的な思いもたっぷり交えながら、詳しくお話しさせていただきました。

いかがでしたか?
『エテルナウタ』は、単なるSFサバイバルアクションではなく、極限状態での人間の心理や社会を描き出す、深く重厚な人間ドラマです。
そして、見えざる脅威に対する普遍的な恐怖と抵抗の物語でありながら、アルゼンチンの歴史や文化、そして作者の思いが詰まった、非常にユニークな作品だと感じています。
英語学習を始めてから、海外ドラマを字幕なしで楽しめるようになった私にとって、こうしてアルゼンチンという国の素晴らしい作品に触れる機会が得られたことは、本当に嬉しいことなんです。
もし今回の私の解説を読んで、『エテルナウタ』に少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひNetflixで見てみてください。
きっと、皆さんの心にも強く響くものがあるはずです。
そして、もし見終わったら、ぜひ感想を聞かせてくださいね!一緒に『エテルナウタ』の世界について語り合いましょう!
これからも、英語学習の楽しさや、私が見て面白かった海外ドラマや映画について、たくさんお伝えしていきたいと思っていますので、またブログを覗きに来てくださいね。
一緒に楽しく英語を学びながら、素晴らしい作品の世界を広げていきましょう!
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