朝ドラ「ばけばけ」第18話の夫婦のすれ違いに胸が痛む!19話の切ない展開予想
松野家を巡る深刻な問題から一気に東京へと舞台を移した朝ドラ「ばけばけ」ですが、第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」は、本当に毎週息をのんで見てしまいますね。
愛する夫・銀二郎さんと再会できたトキちゃんの喜びと、そこから生まれる新しい葛藤が、私たちの心に深く突き刺さってきました。
今回は、まるで新婚生活のようでありながら、あまりにも切ない第18話のストーリーと、次回19話の展開を、愛情たっぷりにお届けします。
ばけばけ(朝ドラ)18話までの振り返り
■17話の胸アツな再会と秀才の登場
前回第17話は、借金取りの取り立てから逃れるために家を飛び出した銀二郎さん(寛一郎)を追って、ヒロイン・トキちゃん(髙石あかり)が松江から初めて東京へやってきた回でしたね。
上京早々、銀二郎さんが身を寄せている下宿先で、トキちゃんは松江随一の秀才である錦織友一(吉沢亮)と運命的な出会いを果たしました。
吉沢亮さん演じる錦織さんは、その圧倒的な知性と佇まいで「大磐石」という異名を持つほどの存在感で、SNSでも「まさにはまり役!」と大フィーバーでした。
錦織さんが、トキちゃんの幼なじみサワさんから銀二郎さんとの夫婦の事情をすでに聞かされていたという設定も、物語の密度を高めてくれました。
この秀才との出会いが、後のトキちゃんの人生に大きな影響を与えることになるのねと思うと、胸が熱くなります。
ばけばけ(朝ドラ)18話ネタバレあらすじ
■18話:東京での涙の再会と夫婦のすれ違い
続く第18話は、帰りを待つトキちゃんのもとに、人力車の車夫として働く銀二郎さんが帰宅するシーンから始まりました。
銀二郎さんは、突然何も言わずに松江を飛び出したことを、トキちゃんに土下座して謝ります。
「もうあの家には申し訳ない」と、松野家という重すぎる「家」の呪縛から解放されたいという彼の強い決意が伝わってきて、私もテレビの前で息を飲みました。
トキちゃんもまた、「武士だ、格だ」とうるさいおじじ様(小日向文世)の理不尽を止められなかった自分を反省し、「私も本当に甘えちょった」と正座して謝罪しました。
そして、「銀二郎さんとまた一緒に暮らしたい、毎朝しじみ汁を作って食べたい」と、松江で夫婦としてやり直すことを強く願ったのです。
しかし、銀二郎さんの出した答えは、「二人じゃだめだろうか、東京で二人で夫婦ふたりで…暮らしませんか?」という、松野家を切り離した形での再出発でした。
トキちゃんがその問いに言葉を詰まらせる様子は、松野家の娘としての使命と、夫への愛との間で揺れる彼女の葛藤が痛いほど伝わってきて、本当に切なかったですね。
一方松江では、勘右衛門(小日向文世)が「おトキを連れ戻すにはそれしか」と、歩いて東京へ向かおうとするダメ父・司之介(岡部たかし)を尻目に、まさかの「養子をもらう」という建設的な、しかし身勝手な発言をして、家族を呆然とさせました。
翌朝、トキちゃんが一生懸命作ったのは、残念ながら松江のしじみではなく浅蜊(あさり)のお味噌汁でしたが、銀二郎さんはその味に感激し、そして皆の前で「でももう…ずっと一緒だと思います」と宣言したのです。
この力強い宣言にトキちゃんが戸惑いを隠せない顔をしたのが、今後の展開を暗示しているようで、胸が締め付けられました。
ばけばけ(朝ドラ)18話ネタバレ感想
■視聴者が共感した銀二郎さんの「不憫さ」
この第4週に入ってから、視聴者の皆さんの銀二郎さんに対する同情や共感が爆発しているのをひしひしと感じます。
「朝から朝まで」遊郭の客引きをこなし、家族のために文字通り身を粉にして働いたのに、おじじ様からは「汚れた金は要らん」と全否定され続けた彼の「不憫さ」には、私も涙腺が崩壊しました。
SNSでも「銀二郎さんの心の折れ方が複雑骨折レベル」「婿殿が可哀想すぎて見ていられない」という声が本当に多くて、この夫婦には松野家という「邪悪な場所」から逃げて、東京で幸せな別ルートを歩んでほしいと願うファンが続出しているのですよ。
特に、勘右衛門が刀や鎧を売って借金を返済したにも関わらず、今度は「苦労を背負うだけの奴隷のような養子をもらう」と言い出したのには、もう怒りを通り越して笑ってしまいました。
愛と家、どちらを選ぶかという葛藤の中で、銀二郎さんが自分の気持ちを正直にトキちゃんに伝えられたことは、彼の成長の証です。
でも、トキちゃんには松江に戻って家を再興させたいという使命感があるから、銀二郎さんの「東京で二人きり」という提案を、簡単に受け入れることはできないのですよね。
好きなのに、求める場所が違うという、あまりにも切ない夫婦の姿が、この朝ドラの異質な魅力を形作っているのだと感じています。
ばけばけ(朝ドラ)18話からどうなる?
■19話で予想される切ない展開
10月23日(木)に放送される第19話は、二人の関係が一時的に「夫婦に戻ったかのように」見えてしまう、最も切ないシーンが描かれそうです。
あらすじによると、答えが出ないまま翌朝を迎え、仕事にでかける銀二郎さんを、トキちゃんが夫婦に戻ったかのように見送るのですね。
これは、たとえ短い時間でも、松野家から離れた東京で、二人が理想の夫婦生活を垣間見ている状態だと言えるでしょう。
しかし、トキちゃんの望みは「松江で一緒に暮らすこと」、銀二郎さんの望みは「東京で夫婦をやり直すこと」と、根本的な意見の相違は解決していません。
この穏やかな時間は、決断を先延ばしにしているだけの、嵐の前の静けさのように感じられて、胸が張り裂けそうです。
一方、松江では、おじじ様(勘右衛門)が親戚のタエ(北川景子)の元を訪れ、「トキが松江に帰らない可能性」を伝えに行くという、衝撃的な展開も待っています。
勘右衛門は、もしかすると銀二郎さんがトキちゃんを連れて東京に残ることを半ば確信して、新しい跡取りの算段をつけ始めているのかもしれませんね。
トキちゃんが松野家という「家」への縛りから解放されるきっかけになるのか、それとも松江へ帰る決意を強めるのか、次回は見逃せません。
まとめ
■夫婦の愛が試される第4週の行方
第4週のタイトル「フタリ、クラス、シマスカ?」が示す通り、今週はトキちゃんと銀二郎さんの夫婦としての在り方が問われる週になっていますね。
銀二郎さんは東京でトキちゃんと二人だけの生活を熱望しましたが、史実ではトキちゃんはこの後、外国人教師のヘブン(トミー・バストウ)と国際結婚することになります。
この先の展開を知っているだけに、この二人にとっての「永遠に一緒」という宣言が、どれほど儚く、そして切ないものなのかと感じてしまいます。
松江という「呪い」のような家から逃げ出せた銀二郎さん、そして、その夫を連れ戻すという使命感に燃えるトキちゃん。
二人の愛が試される東京編の行方から、目が離せそうにありません!
次こそは、トキちゃんが本当に心から望む道を選べるように、心から応援したいと思っています。