よっ!
映画好きのみんな、元気にしてるか?
最近、俺がめちゃくちゃ気になってる映画があるんだ。
それが、6月27日に公開されたばかりの映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』!
「実話がモデルって聞いたけど、実際のところどうなの?」とか、「どんな話なんだろう?」って、気になってる人も多いんじゃないかな?
俺もまさにそんな一人で、公開前からソワソワしっぱなしだったんだ。
今回は、この衝撃作について、俺なりに徹底的に調べてみたから、その魅力を余すところなく伝えていくぜ!
ぜひ最後までお付き合いください!
※ネタバレ注意
でっちあげ(映画)ネタバレ|原作の事件は実話!
あの衝撃作、映画「でっちあげ」は本当にあった話なの?
まず、この映画の根幹を揺るがす問いから答えよう。
結論から言うと、まさにその通り!
実話がモデルになっているんだ。
2003年に実際に福岡市で起きた「福岡『殺人教師』事件」が題材になっているんだよ。
この事件は、日本で初めて教師による児童へのいじめが認定されたケースとして、当時大きな波紋を呼んだんだ。
物語は福岡市の小学校教諭、薮下誠一(綾野剛さん)が、教え子である氷室拓翔(三浦綺羅くん)の母親、律子(柴咲コウさん)から、息子への凄惨な体罰を告発されるところから始まるんだ。
告発の内容は「死に方教えてやろうか」と恫喝したとか、「ミッキーマウス」と称して耳を引っ張ったり、「ピノキオ」と称して鼻を強く引っ張るなどのショッキングなもので、体罰という言葉では片付けられないほどひどいとされたんだ。
この告発を受けて、教育委員会はなんと、日本で初めて「教師による生徒へのいじめ」と認定してしまうんだぜ。
そして、このニュースを嗅ぎつけたのが、週刊春報の記者、鳴海三千彦(亀梨和也さん)。
彼はこの事件を薮下の実名入りで報道するんだけど、これがもう大変なことになるんだよ。
瞬く間にセンセーショナルに報じられて、薮下は「史上最悪の殺人教師」として、日本中から猛烈なバッシングを受けることになるんだ。
停職処分となり、彼の日常は壊れ、底なしの絶望にすり潰されていくんだよ。
でもさ、この事件、ただのいじめ事件として終わらなかったのが、この映画の肝なんだ。
実は、この事件、かなりの部分が「でっちあげ」だったんじゃないか?
っていう疑惑が持ち上がったんだ。
告発した母親の証言の信憑性が疑われたり、PTSDの診断が虚偽だったことが裁判で明らかになったり…。
「子供にアメリカ人の血が流れていることを知った教師が差別した」という母親の訴えが、実は家族歴を調べたら祖父が日本人だったとか、「耳がちぎれそうなくらい引っ張られた」という話が、実は児童の持病によるものだった可能性が高いとか、驚くような事実が次々と出てきたんだぜ。
そして、「教師によるいじめ」と認定した教育委員会や、母親の証言ばかりを鵜呑みにして煽情的に報じたメディアのあり方も、後に問題視されることになるんだよ。
この映画は、まさにこの「いじめ冤罪事件」の恐怖を描いているんだ。
何が真実で、何が嘘なのか、観ている僕らも混乱させられながら、社会の闇を突きつけられることになるんだろうね。
考えただけでもゾッとする話だろ?
映画の元ネタ!原作ノンフィクション作品の深い魅力
この衝撃的な実話が映画化されるに至った原作は、ノンフィクション作家・福田ますみさんによるルポルタージュ『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』なんだ。
この本は、事件の詳細を徹底的に取材し、何が真実だったのか、何が誤解だったのかを深く掘り下げた作品として、第6回新潮ドキュメント賞を受賞しているんだよ。
映画では、この原作を基に、よりドラマティックに、そして観客に深く問いかける形で描かれているんだろうね。
俺もこの本、めちゃくちゃ気になってるんだ。
映画を観る前に読んでおくか、それとも映画を観てから読むか、今から悩んでるんだよね。
でっちあげ(映画)ネタバレ|最後の結末は?
観客を翻弄する結末!真実はどこにあるのか?
映画の冒頭は、母親・律子の証言に基づいて、薮下先生がまるで冷酷なモンスターのように描かれているんだ。
観客は「なんてひどい教師だ!」って怒りから入っちゃうんだけど、そこから一気に物語が加速して、本当の意味での『でっちあげ』が始まるんだよ。
初公判で薮下の口から語られたのは、「すべて事実無根の『でっちあげ』だ」という全面否認の言葉だったんだ。
ここから、何が真実で、何が嘘なのか、観客もまた、その答えを探す旅に引き込まれていくことになる。
裁判は前代未聞の民事訴訟へと発展し、律子側にはなんと550人もの大弁護団が結成されるんだ。
最初は誰もが律子側の勝訴を確信していたんだけど、物語の終盤では、原告側の薮下に対する請求は棄却されるんだ。
つまり、律子が主張するような強い体罰の事実はなかったと判決が下されたんだぜ。
でもさ、薮下先生への疑いが晴れたとはいえ、その道のりは本当に苦しかったんだ。
教師の懲戒処分が市の人事委員会によって最終的に取り消されるまでに、なんと10年もの歳月を要したんだよ。
この10年間は、彼の人生をめちゃくちゃに狂わせたんだ。
映画のラストシーンでは、薮下先生が息子から教育実習のアドバイスを求める連絡を受け取るんだけど、その時、彼を献身的に支えていた妻の希美さんは、もうこの世にはいなかったんだ。
心労もあったんだろうね。
映画では遺影写真とかは見せないんだけど、チーンという音が鳴るだけで、綾野剛さんの猫背でゆっくり歩くうらぶれた様子が、妻の死の無念さを物語っていて、胸が締め付けられたよ。
薮下先生は、些細な嘘から始まったこの騒動がここまで大きくなってしまったことで、引くに引けなくなってしまった拓翔くんのことを思って強く出られなかったんだ。
彼の誠実さや優しさが、逆に彼を追い詰める結果になってしまったんだね。
そして、あの親子の姿を幻覚のように見るシーンは、彼が経験したことが心の奥深くにトラウマとして残り続けていることを暗示しているようだった。
この映画は、表面上の情報に踊らされていてはダメだっていう、現代社会に生きる僕たち一人ひとりに大切な問いを投げかけてくる作品なんだ。
本当に考えさせられるよ。
でっちあげ(映画)|キャスト・相関図
豪華キャスト陣が繰り広げる「正義」のぶつかり合い
この映画のもう一つの見どころは、なんと言っても豪華なキャスト陣だ。
主人公の小学校教諭、薮下誠一を演じるのは、演技派俳優の綾野剛さん。
冒頭の「殺人教師」として描かれる冷血なモンスターっぷりと、そこから一転して自身の潔白を主張する気弱で誠実な教師としての姿。
その演じ分けがもう凄まじくて、表情はそう大きく変わらないのに、見え方がガラリと変わるんだ。
追い詰められていく教師の絶望や葛藤を、鳥肌が立つほどリアルに表現していて、本当に圧倒されるよ。
そして、薮下を告発する児童の母親、氷室律子を演じるのは、演技力に定評のある柴咲コウさん。
ショート動画で見た彼女の鋭い眼光は、まさに「この子を守るためならなんでもする」という母親の強い決意を感じさせて、かなりのインパクトだったね。
感情を徹底的に抑制したような冷たい眼差しや声は、まるでサイコスリラーの悪役みたいで、人間味のない怖さにゾッとしたんだ。
週刊誌記者、鳴海三千彦役には、亀梨和也さん。
報道の過熱ぶりや、時には「良いコメント、いただきました」と不敵な笑みを浮かべる姿は、マスコミの恐ろしさを象徴しているようで、本当に腹が立った。
でも、それだけ亀梨さんの演技が上手かったってことだよね。
この3人の演技バトルは、間違いなくこの映画の大きな見どころになるだろう。
その他にも、保身に走る校長・段田重春に光石研さん、その教頭・都築敏明に大倉孝二さん、律子側の弁護団長・大和紀夫に北村一輝さん、薮下を献身的に支える妻・希美に木村文乃さん。
そして、薮下を信じ、唯一弁護を引き受けてくれる弁護人・湯上谷年雄に小林薫さん。
小林薫さんの演じる弁護士は、本当に唯一の救いだったよ。
その他にも、小澤征悦さん、髙嶋政宏さん、迫田孝也さん、安藤玉恵さん、美村里江さん、峯村リエさん、東野絢香さん、飯田基祐さん、三浦綺羅くんと、ベテランから若手まで、本当に豪華な俳優陣が顔を揃えているんだ。
これだけの役者たちが、それぞれの「正義」を信じて行動する登場人物たちをどう演じるのか、最初から最後まで目が離せなかったよ!
でっちあげ(映画)ネタバレ感想
試写会組のリアルな声!心が揺さぶられる衝撃体験
さて、一番気になるのが、すでに試写会でこの映画を観た人たちの感想だよね。
SNSとかでちらっと見たんだけど、これがもう、色々な意味で衝撃的だったんだ。
特に印象的だったのが、「邦画を全然観ない私が、129分間ずっと感情が振り回されてのめり込みました」っていう、アレン様っていう方のレビュー。
普段邦画を観ない人が、ここまで感情移入するって、よっぽどのことだよね。
「なにこのヤベえ教師!」って怒りから入って、そこから「教師の視点になった途端、見え方がガラリと変わる」っていう心理描写は、まさにこの映画の醍醐味なんだろうな。
「どっちを信じていいのか、最後までわからなかった!」っていう感想もあって、本当に真実がどこにあるのか、観客自身が問い続けられるような構成になっているみたいだね。
「日本人の悪いところが全部凝縮されている映画だと思う」っていう言葉も、すごく心に響いたんだ。
事なかれ主義の学校や、根拠のない情報に踊らされる大衆、そして裏取りもせずに煽情的な記事を書くマスコミ…。
現代社会の闇が、この映画にはぎゅっと凝縮されているんだろうね。
「悪意ある嘘(でっちあげ)が一人の(いや、家族もか)人生を狂わせる これが事実だなんて恐ろしすぎです」という感想もあって、この映画が観る人にどれだけの衝撃を与えるか、今からゾクゾクするね。
ただ、アレン様も言ってたんだけど、雨降らしすぎのシーンはちょっと冷めたらしい(笑)。
でも、それが実は本物の雨だったっていう裏話を聞いたら、「でっちあげだと思ったら、でっちあげじゃなかったってこと…?」って、まさに映画のテーマと重なって、面白かったって話もしてたね。
あとは、「綾野剛さんはじめ役者の皆さんがどの方も適役で素晴らしかった」という声も多くて、俳優たちの迫真の演技が、この複雑な物語をより深く、リアルにしていることが伺えるんだ。
「三池さんもこういう映画撮れるんですね←褒めてます」っていうコメントもあったけど、三池崇史監督の新たな一面が見られる作品としても注目されているみたいだね。
この映画、『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』は、ただの法廷ドラマじゃなくて、現代社会に生きる僕たち一人ひとりに、大切な問いを投げかけてくる作品だと思うんだ。
まとめ
何が真実で、何が嘘なのか。
メディアの情報、SNSの拡散、そして僕たち自身の思い込み。
果たして、僕たちは本当に「真実を見抜く力」を持っているのか?
俺はもう、公開日が待ちきれなかったよ!
みんなも、ぜひ映画館に足を運んで、この衝撃を体験してみてほしい。
そして、観終わった後、この映画について色々と語り合えたら嬉しいな。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました。