君との永遠(netflixドラマ)解説|あらすじ・キャストは?感想は面白い?原作は小説!

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こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで5月9日に配信開始されたばかりの新作ドラマ「君との永遠(英語版タイトル:Forever)」について解説しています。

「君との永遠」はジュディ・ブルームの小説『キャサリンの愛の日(原題:Forever)』を原作とした作品。

2018年のロサンゼルスを舞台に、黒人ティーンエイジャーのカップル、キーシャとジャスティンの初恋と成長を描しています。

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原作の精神を継承しつつ、現代の若者が直面する課題を盛り込み、物語の舞台や人種設定を大きく変更しているよ。

君との永遠 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
幼なじみだった2人がティーンになって再会し、運命的な恋に落ちる。喜びも胸の痛みも、すべてはこの初恋が教えてくれた。その先の人生を永遠に変えてしまうような恋だった。

君との永遠(netflixドラマ)解説|あらすじ、原作は小説!

さてさて、まずは気になるあらすじからお話しさせてくださいね。

このドラマ、『君との永遠』は、2018年の活気あふれるロサンゼルスが舞台なんです。

そう、私たちが生きる「今」に近い時代背景が、まずぐっと私たちを引きつけますよね。

物語の主人公は、幼い頃に幼稚園で一緒だったキーシャ・クラークとジャスティン・エドワーズ。

二人は高校生になって、偶然にも大晦日のパーティーで再会するんです。

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この運命的な再会が、二人の、そしてその先の人生をも変えてしまうような、初めての恋の始まりとなるんですね。

キーシャは、ハワード大学への進学を目指す、陸上界のスター候補生。

勉強もできて、将来の目標がはっきりしている、芯の強い女の子です。

でも、過去に元カレとの間に起きたプライベートな動画の流出事件で深い心の傷を負っていて、それがずっと彼女の中に影を落としているんです。

お母さんとおじいさんと三人暮らしで、経済的な苦労も抱えながら、奨学金を得るために努力している姿には、本当に応援したくなります。

一方、ジャスティンは裕福な家庭で育ったバスケットボール選手。

彼もD1レベルの大学を目指す優秀なアスリートなんですが、実はADHDを抱えていたり、バスケだけでなく音楽にも強い情熱を持っていたりする、ちょっと複雑な面も持っている男の子です。

キャリアウーマンのお母さんからは名門大学への進学を強く期待されていて、それがプレッシャーになっているんですよね。

お父さんはシェフで、お母さんよりは温かく見守ってくれる存在かな。

そんな二人が惹かれ合って、初めてのデート、初めての「好き」という気持ち、そして初めての経験も含めて、文字通り「初めて」をたくさん経験していくのが物語の序盤です。

ぎこちない距離感が縮まっていく様子や、お互いに惹かれ合う気持ちが表情や仕草から伝わってくるのが、見ているこちらも胸キュン…いや、胸がきゅっとなる感じでした。

でもね、物語は甘いだけじゃないんです。

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彼らの前には、たくさんの壁が立ちはだかります。

まず、キーシャの過去の動画問題が二人の間に不信感を生んだり、クリスチャンという元カレが再び現れて波風を立てたり。

そして、一番大きな壁の一つが、親からの期待と将来への悩みです。

特にジャスティンのお母さんの過干渉は、彼自身の夢と親の期待との間で揺れるジャスティンにとって、大きなプレッシャーになります。

二人の間には、育ってきた家庭環境や社会経済的な格差もあるし、若い黒人として社会で直面するであろう様々なプレッシャー も、二人の関係に影響を与えていきます。

スマホやSNSを通じた現代ならではのコミュニケーションの難しさ もリアルに描かれていて、すごく考えさせられますね。

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物語が進むにつれて、大学進学という大きな選択が迫ってきます。

キーシャはハワード大学へ進むことを強く決意しますが、ジャスティンはバスケではなく音楽の道を追いかけるためにギャップイヤーを取ろうかと考え始めます。

それぞれの夢や将来の道が、少しずつ、でも確かに違う方向へ向かっていることに気づくんです。

二人の関係は、何度もぶつかり合い、話し合いを重ねながら、避けられない道の分岐点に差し掛かります。

そして最終話のタイトルが『永遠…』。

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もう、このタイトルだけで切なくなりますよね。

最終的に、二人は別々の道を歩むことを選択します。

これは、愛がなくなったからでも、大喧嘩したからでもありません。

お互いを大切に思う気持ちは残ったまま、それぞれの人生の目標や物理的な距離、そして若さゆえの難しさを理解した上での、ある種の「正しい」決断として描かれています。

キーシャはハワード大学へ進み、ジャスティンは音楽の道を模索するためにギャップイヤーを取る。

物語は、二人の「初めて」の経験が、彼らの心に「永遠」の印として深く刻まれることを示唆しつつ、将来、再び道が交わる可能性も残して幕を閉じます。

このドラマが問いかける「永遠」は、恋人とずっと一緒にいることだけではないんだな、と感じました。

初めて本気で誰かを好きになる経験が、その後の自分にどれだけ大きな、消えない影響を与えるのか。

離れていても、心に残るその影響こそが、形を変えた「永遠」なのかもしれません。

単なる恋愛ドラマではなく、自分探しや社会的な壁、家族のあり方まで深く掘り下げている、本当に心に響く物語だと思います。

君との永遠(netflixドラマ)|キャスト

このドラマの大きな魅力の一つは、登場人物たちがみんな本当に魅力的で、そしてそれを演じるキャストの方々が素晴らしいことだと思います。

特に、主演のお二人、キーシャ役のラヴィー・シモーンさんと、ジャスティン役のマイケル・クーパー・Jrさんは、本当にこの作品の心臓部というか、彼らがいたからこそ物語がこんなにも瑞々しく、そしてリアルに感じられたんだと思います。

キーシャを演じるラヴィー・シモーンさんは、陸上選手としての強さや、過去の出来事から来る心の影、そして初めての恋に戸惑いながらも成長していくキーシャという複雑なキャラクターを見事に演じ切っています。

彼女の表情一つ一つに、キーシャの抱える悩みや決意が表れていて、画面から目が離せなくなりました。

はるを
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私も、英語学習で海外ドラマをたくさん見ている中で、こういう役者さんの繊細な演技を見つけるのが大好きなんですよね。

ジャスティン役のマイケル・クーパー・Jrさんも、裕福な家庭で育ったお坊ちゃま的な雰囲気と、バスケへの情熱、そして音楽への秘めた才能、さらにADHDや親の期待との間で揺れる不安定さを、とても魅力的に演じています。

ちょっと不器用で、でもピュアなジャスティンが、キーシャと出会って変わっていく様子がすごく自然で、彼自身の成長物語としても見応えがありました。

はるを
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二人が一緒にいるときの、ぎこちないんだけど惹かれ合っている「ケミストリー」が本当に最高でしたね!

親密なシーンを演じるのはきっとすごくナーバスだったと思うんですが、お互いを思いやりながら、そしてインティマシー・コーディネーターさんとの連携で、あのリアルで繊細な初々しさを表現してくれたんだなと感じました。

主演のお二人だけでなく、脇を固めるキャストの方々も本当に素晴らしいんです。

キーシャのお母さん、シェリーを演じるのはゾシャ・ロケモアさん(またはクソーシャ・ロークモアさん)

シングルマザーとしてキーシャを育て、苦労しながらも娘を支えようとする姿、そして娘への期待が時にプレッシャーになってしまう母親の不完全さ を、すごく人間味豊かに演じています。

おじいさんのジョージ役、バリー・シャバカ・ヘンリーさん も、キーシャにとって父親代わりの存在として、温かい支えになっている様子が伝わってきます。

ジャスティンのお母さん、ドーン役のカレン・ピットマンさん は、もう存在感がすごいですよね!

キャリアウーマンで、ジャスティンの将来に大きな期待をかけ、それが時に過干渉になってしまう母親。

彼女の言動は、黒人の子供を持つ親が社会で成功させることへの強い願いや、危険から守りたいという切実な気持ち が表れていて、見ているこちらも複雑な気持ちになります。

ジャスティンのお父さん、エリック役のウッド・ハリスさん も、息子に優しく寄り添いながらも、時に厳しい現実を教える父親 を自然に演じていて、すごく印象的でした。

特に、息子に避妊具の使い方を教えるシーンは、ちょっと笑えちゃうんだけど、同時にすごく大切な親の役目を感じさせる場面でしたね。

キーシャの親友クロエ役のアリ・ギャロさん や、ジャスティンの親友ダリアス役のナイルズ・フィッチさん も、それぞれの立場で主人公たちを支えています。

確かに、彼らの友人関係が物語の中心ではないので、もう少し深掘りがあってもよかったかなと感じる部分もありますが、二人が抱える悩みや成長を描く上で、周りの大人や友人たちの存在は欠かせなかったと思います。

マラ・ブロック・アキルさんが、この作品を現代のブラックティーンの物語として再構築するにあたって、キャスティングにもすごくこだわったんだろうなと思います。

それぞれのキャラクターが抱える背景や葛藤を、俳優さんたちが本当にリアルに演じているからこそ、観ている私たちも感情移入して、彼らの旅を一緒に追体験できるんだと感じました。

君との永遠(netflixドラマ)|感想は面白い?見どころは?

さあ、ここからは私の個人的な感想もたっぷり交えながら、このドラマの「ここが見どころ!」という部分を語らせてくださいね。

はるを
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率直に言うと、私はこの作品、すごく好きです!

個人的な評価としては、10点満点中7.5点くらいかなと思っています。

なぜこの点数をつけたかって?それはね、いくつか理由があるんです。

まず、何と言っても一番の見どころは、やっぱり主演二人のケミストリーと演技の素晴らしさですね。

さっきも少し触れましたが、ラヴィー・シモーンさんとマイケル・クーパー・Jrさんが本当に魅力的で、二人が画面に映るだけで引き込まれます。

初めての恋に落ちる時の、あのぎこちないけどどうしようもなく惹かれ合ってしまう感じ、そして関係が深まるにつれてお互いを大切に思う気持ちが強くなっていく様子。

喜びも、不安も、胸の痛みも、全部が彼らの表情や仕草からひしひしと伝わってきて、観ているこちらも、ああ、こんな青春あったなぁとか、こういう気持ちわかるなぁって、心が揺さぶられるんです。

特に、彼らが演じるキーシャとジャスティンが、お互いを通して自分自身と向き合い、成長していく姿が本当に丁寧に描かれていて、そこが一番感動しました。

それから、この作品が単なるキラキラした青春恋愛ドラマに終わらず、現代の若者が抱えるリアルな悩みや社会的なテーマを深く掘り下げている点も、すごく高く評価したいところです。

ジャスティンやキーシャが、若い黒人として社会で直面する不平等な現実やプレッシャー。

例えば、ジャスティンが白人が多い私立学校に通いながら、黒人の友人たちと過ごす中で感じる新鮮さや解放感 の描写は、彼のアイデンティティ探求 の一端をリアルに示しています。

また、親からの期待や過干渉、特に黒人の子供を持つ親の、社会の危険から子供を守りたいという切実な思い が丁寧に描かれているのは、観ている私たち大人にとっても、すごく考えさせられるポイントでした。

親の不完全さ も描きながら、その愛情の深さ を描いているのが、この作品の温かい視点だと思います。

さらに、現代ならではの要素として、SNSが人間関係にどう影響するか という視点もすごくリアルでした。

キーシャの過去の事件は、デジタル化の負の側面と、被害者に対する根深い偏見 を浮き彫りにする、重いテーマですが、これは今の若い世代が直面しうる現実であり、作品が単なるフィクションに終わらず、私たち自身の日常にも通じる問題を提起していると感じました。

加害者ではなく、被害者が責められることがあるという社会の構造 に鋭く切り込んでいる点は、すごく重要だと思います。

ジュディ・ブルームさんの原作を現代にアップデートするにあたって、舞台を1970年代のニュージャージー郊外から2018年のロサンゼルスに移し、主人公を白人からブラックティーンのカップルに変更した のも、この作品をより現代的で多様なものにしている大きなポイントですね。

原作の「核」は保ちつつも、「inspired by」(着想を得て)作られた という点が、この大胆な変更を可能にし、現代の若者がより共感できる物語になっているんだと思います。

LAが舞台であることも、この作品の世界観を作る上で欠かせない要素です。

マラ・ブロック・アキルさんのLAへの愛が詰まっていて、おしゃれな街並みや雰囲気、そしてジャスティンとキーシャの育った環境の違い(裕福なハリウッド・ヒルズ側と、もう少し庶民的な南LA側) が、彼らの背景をよりリアルに感じさせてくれます。

音楽も素晴らしくて、2018年頃のLAアーティストを中心としたR&Bやヒップホップが、彼らの日常や感情に寄り添っていて、映像を見ているだけでも楽しかったです。

もちろん、もう少しテンポよく進むと良かったなと感じる部分も正直ありましたし、原作ファンの方は違いに戸惑うこともあるかもしれませんね。

でも、この作品は全8話を通して、キャラクターの内面や人間関係、そして彼らを取り巻く社会をじっくり丁寧に描いているからこそ、ここまで深いテーマに触れることができたんだと思います。

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気軽にサクサク楽しむというよりは、腰を据えて、彼らの気持ちに寄り添いながら観たい作品ですね。

結末については、現実的で少し切ない別れを選んだ彼らに、ロマンチックな奇跡を期待していた人もいるかもしれません

私はこの結末が、彼らの年齢や状況を考えると、ある種の「正しい」選択だったように感じました。

感情だけで突っ走るのではなく、互いの将来を尊重し、自分の道を歩むことを選んだ姿に、若さの中にも確かに芽生えた成熟を感じて、ぐっときました。

これは、初恋が「ずっと一緒にいること」ではなく、「自己形成に不可欠な経験」として永遠になる、というこの作品ならではの「永遠」の形を示しているんだと思います。

このドラマは、若い世代だけでなく、かつて思春期を経験した私たち大人にも、たくさんの共感を呼び起こすはずです。

私自身、海外ドラマを通して色々な世界を知ることが、英語学習の大きなモチベーションになっていますが、この『君との永遠』は、言葉の壁を超えて、登場人物たちの感情や社会的なメッセージがダイレクトに心に響く作品でした。

ぜひ、皆さんもこの作品の世界に浸って、キーシャとジャスティンの「永遠」の物語を見届けてみてくださいね。

きっと、あなたの心にも何か大切なものが残るはずです。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!また次の作品でお話ししましょうね!

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