スンブ: 二人の棋士(netflix映画)解説|あらすじ・キャストは?感想は面白い?

海外ドラマ・映画

こんにちは、はるをです!

この記事ではnetflixで5月8日に配信開始されたばかりの新作映画「スンブ: 二人の棋士(英語版タイトル:The Match)」について解説しています。

「スンブ: 二人の棋士」は囲碁界の頂点を極めた男が、愛弟子に敗れ、全てを懸けて再起を目指す、師弟の絆と宿命の対決を描く感動のヒューマンドラマ。

イ・ビョンホンが伝説の棋士を、ユ・アインが才能溢れる弟子を演じ、囲碁盤上で繰り広げられる知略と情念の激突を描いた感動巨編です。

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静寂の中に燃える闘志。イ・ビョンホンとユ・アインが、囲碁に全てを捧げた二人の男の生き様を鮮烈に描き出す!

スンブ: 二人の棋士 | Netflix
手をかけて育成してきた弟子に、ついに敗北を喫した囲碁のトップ棋士。タイトルを奪い返すべく、彼は全力を尽くして、知恵と技を競う碁盤上の熱き戦いに挑んでゆく。

スンブ: 二人の棋士(netflix映画)解説|あらすじ

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息を呑むような師弟のドラマ:映画『スンブ:二人の棋士』のあらすじに迫る!

この映画、『スンブ:二人の棋士』は、韓国囲碁界のまさに「生ける伝説」と呼ばれるチョ・フンヒョン九段と、彼の愛弟子でありながら後に最大のライバルとなったイ・チャンホ九段の、実話に基づいた物語なんです。

物語は、1980年代から1990年代にかけて、囲碁が韓国で国民的な人気を博していた時代を舞台にしています。

当時、圧倒的な強さを誇っていたのが、イ・ビョンホンさんが演じるチョ・フンヒョン九段です。

彼は韓国囲碁界で誰もが認めるトップ棋士、まさに「Go Emperor」と呼ばれるほどの存在でした。

彼のプレイスタイルは攻撃的で、その技術は比類ないものだったそうです。

そんなチョ・フンヒョン九段の人生に大きな転機が訪れるのが、ユ・アインさんが演じるイ・チャンホという少年の登場です。

イ・チャンホは、アマチュアの大会で見出された、囲碁に対する並外れた才能を持った少年でした。

チョ・フンヒョン九段は、この天才少年を見抜き、彼を自身の家に引き取り、プロ棋士として育成することを決意します。

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まさに我が子のように彼を可愛がり、自身の持てる知識や技術の全てを教え込んでいくんですね。

チョ・フンヒョンの妻、ムン・ジョンヒさんが演じるチョン・ミファも、イ・チャンホを息子のように可愛がったそうです。

師匠の教えを吸収しながら、イ・チャンホは才能を開花させていきます。

でも、ここから物語はただのサクセスストーリーだけでは終わらない、すごく興味深い展開を見せるんです。

イ・チャンホは、師匠であるチョ・フンヒョンの大胆で対決的なスタイルとは対照的に、自分自身のプレイスタイルを確立していきます。

それは、静かで忍耐強い、独自のルールや原則に基づいた囲碁でした。

師匠の教えを無条件に受け入れていた少年は、成長するにつれて自分自身の道を見つけ始めるんです。

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そして、運命というのは皮肉なものですね。

独自の道を歩み始めた弟子は、他のプロ棋士たちを次々と破り、ついには師匠であるチョ・フンヒョン九段との対決へと進んでいくんです。

当時、まだ絶頂期にあった師匠が、自分が育てた弟子に敗北を喫する。

これはチョ・フンヒョンにとって、プレイヤーとしての鋭さを失ったという痛ましい気づきであり、また彼の指導者としてのプライドが打ち砕かれる瞬間でもありました。

一方、イ・チャンホにとっては、師匠を超えたことに対する、勝利でありながらも複雑な感情を伴うものでした。

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ここから映画の核心が始まります。

弟子にタイトルを奪われた師匠、チョ・フンヒョン九段が、生まれ持った勝負師の気質で、もう一度トップの座を取り返すべく、弟子でありライバルとなったイ・チャンホ九段に挑んでいくんです。

映画は、この二人の壮絶な対局そのものだけでなく、その裏にある彼らの心の動き、感情の旅に焦点が当てられています。

静かな碁盤を挟んで座る二人の間で繰り広げられるのは、単なる技術の戦いではなく、心理的な深い駆け引き、内面での激しいバトルが繰り広げられます。

囲碁という、盤上の静かな戦いを通して、人間の強さや弱さ、そして真の勝者とは何か、という深い問いを投げかけてくるのではないでしょうか。

監督自身も、囲碁を知らない人でも楽しめるように、物語の構造や表現に工夫を凝らしたとお話しされています。

私たちの日常生活でも、目標に向かって頑張ったり、誰かに教えを乞うたり、あるいは誰かに追い越されたり… きっと誰もが共感できる「勝負」の物語になっているんじゃないでしょうか。

スンブ: 二人の棋士(netflix映画)|キャスト

この映画『スンブ:二人の棋士』の魅力を語る上で、外せないのが出演されている俳優さんたちの素晴らしい演技力です!

特に、二人の主人公を演じるイ・ビョンホンさんとユ・アインさんの名前を聞いただけで、もう期待が高まりますよね!

まず、韓国囲碁界のレジェンド、チョ・フンヒョン九段を演じるのは、もう説明不要の大スター、イ・ビョンホンさんです。

口コミでも

「憑依したかのような圧倒的な演技」

「繊細な表情の変化と抑制の効いた感情表現」

「圧倒的な存在感」

と絶賛されています。

観客からも「まるで本人が演じているようだ」という声が上がったとか!

イ・ビョンホンさんは、過去にも百想芸術大賞で最優秀演技賞や大賞を受賞されている、本当に「信頼できる俳優」なんです。

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監督も、彼の役柄への深い集中力と努力を感じたとお話しされています。

私も彼の作品はいくつか見ていますが、どんな役でも完全にその人物になりきる姿には、いつも鳥肌が立つほど感動します。

『勝負』でも、頂点から敗北を経験し、そこから再起をかけるチョ・フンヒョンの感情のジェットコースターのような旅を、まさに息を呑むような演技で表現してくれているようです。

囲碁の対局シーンでは、わずかな手元の動きや、音、そして何よりも彼の目つきや表情だけで、静かな盤上の激しい心理戦が伝わってきます。

言葉の壁を越えて感情が伝わってくる海外ドラマを見ている時の感覚に似ているかもしれません!

イ・ビョンホンさん自身も、チョ・フンヒョン九段にお会いして、その競争心や強い精神力に学ぶところが多かったと話されています。

そして、その愛弟子でありライバルとなるイ・チャンホ九段を演じるのが、ユ・アインさんです。

彼の演技も、レビューで高く評価されています。

「イ・チャンホ棋士のように淡々としていて、何を考えているか分からない眼差しと話し方、仕草を表現していたところがすごい」

「自分の役割を見事に果たした」

「スムーズな演技」

「最小限かつ微妙な表現だけで複雑な感情…を表現した」

といった声があります。

あるレビューでは、彼の演技があまりに自然で「ユ・アインが消えてしまい、イ・チャンホ自身を見ているようだった」とまで書かれていました。

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これって、俳優として最高の褒め言葉の一つですよね!

若い頃のイ・チャンホは、キム・カンフンさんが演じていて、その成長した姿へのスムーズな移行も見どころです。

ユ・アインさんは、その後の個人的な問題によって映画の公開が延期されるという大変な時期を経験されました。

監督や他のキャストの方々も、この件で心を痛められたようです。

映画のプロモーションでは、彼のシーンが編集されるということもありましたが、幸いにも本編では物語の構造上、彼のシーンはほとんどそのまま残されたと監督がお話しされています。

俳優の私生活は、もちろん彼自身の責任ですが、作品自体やそこに注がれた多くの人たちの努力、そして彼の演技の素晴らしさは、やはり別のものとして評価されるべきだと私は思っています。

熱心な海外ドラマ・映画ファンとしては、この作品で彼が見せた「イ・チャンホ」という人物像に、心を込めて向き合いたいなと感じています。

脇を固めるキャストも、物語に深みを与えています。

チョ・フンヒョンの長年の友人でありジャーナリストのチョン・スンピル役には、コ・チャンソクさん。

彼は物語にユーモアを加えてくれる存在のようです。

チョ・フンヒョンの妻、チョン・ミファ役のムン・ジョンヒさん は、夫と弟子、二人の間に立つ彼女の心情を温かく力強く演じています。

そして、ライバル棋士のナム・ギチョル役にはチョ・ウジンさん。 彼は架空の人物のようですが、物語に重要な役割を果たしています。

このように、主演のお二人だけでなく、実力派の俳優さんたちが勢揃いして、それぞれのキャラクターに命を吹き込んでいるんですね。

スンブ: 二人の棋士(netflix映画)|感想は面白い?

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見た人たちはどう感じた?映画『スンブ:二人の棋士』のリアルな感想をご紹介!

さて、この映画『スンブ:二人の棋士』、実際に見た方たちはどんな感想を持っているのでしょうか?

私、気になる作品ができると、皆さんのレビューをチェックするのが大好きなんです 海外のレビューサイトでは感想が載っていたので、皆さんにもシェアしますね!

まず、最も多い意見として、「囲碁を知らなくても、面白い!」という声が多いことでした。

ある方は、「時間がどのように行くのか分からないように2時間が過ぎました」 と書いていらっしゃいました!

囲碁のルールを知らない私にとっては、これは本当に心強いメッセージでした。

監督も囲碁を知らない人でも楽しめるように作ったとお話しされていますし、実際に見た方がそう感じてくださっているのは、きっと映画が囲碁というゲームそのものよりも、その中で繰り広げられる人間ドラマや心理戦に焦点を当てているからでしょう。

そして、やはり多くの人が絶賛しているのが、主演のお二人の演技です!

「イ・ビョンホンとユ・アインの演技は見どころだった」 というのはもちろん、特にユ・アインさんの演技については、

「演技派俳優…大ヒットです」

「その役を完璧に演じられる俳優はいない」

といった、もう手放しの褒め言葉が並んでいます!

「この映画ではユ・アインが消えてしまい、イ・チャンホ自身を見ているような気がした」

という感想は、役への没入度の高さを物語っていて、本当にすごいですよね。

ベテランのイ・ビョンホンさんと、若き天才を演じたユ・アインさんの「二人の煙が蒸します」 という感想にも、二人の演技のぶつかり合いの凄さが伝わってきます。

俳優たちの「心理描写が個人的にとても良かった」 という声もあって、これはもう心理戦好きの私にはたまらないポイントです!

碁盤を挟んだ静かな空間で、どれだけ複雑な感情や思考がうずまいているのか、想像するだけでゾクゾクしますね。

ストーリーについても、

「ストーリーも、演技もしっかりしている」

「よく作った見どころの映画だ」

といった肯定的な意見が多く見られました。

中には、

「最近見た韓国映画の中で最高です」

「近年で圧倒的1位作品」

とまで評価している方もいて、本当に胸が熱くなります!

囲碁に全く興味がなかった学生さんでも面白く見られたという感想もあって、幅広い層の心に響く作品になっているようです。

一方で、正直な感想として、少し物足りなさを感じた方もいらっしゃるようです。

「クライマックスの欠如は残念」 という意見や、イ・チャンホの学生生活や軍入隊の話など、囲碁以外の社会的な描写が不足していると感じた方もいました。

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たしかに、師弟関係と囲碁の勝負に焦点を絞っている分、そこが気になる方もいるのかもしれません。

でも、これは作品が何に重点を置いているか、ということでもありますよね。

この映画は、あくまでチョ・フンヒョンとイ・チャンホという二人の勝負師の内面に深く切り込むことに注力しているんだと思います。

ユ・アインさんの個人的な問題については、公開延期という曲折があったことに触れているレビューもありましたが、作品自体の質や彼の演技に対する評価は変わらない、むしろ素晴らしい、という意見が目立ちました。

世界中の視聴者がキャストの個人的な問題を気にせず、作品を楽しめることに感謝しているというコメント を読んで、私も全く同じ気持ちだと感じました。

俳優さんは、私生活とは別に、スクリーンの中で別人を生きる存在ですものね。

スンブ: 二人の棋士(netflix映画)|評価は?

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高い評価を得ている映画『スンブ:二人の棋士』その評判をチェック!

実際に映画を見た方々の感想をたくさんご紹介しましたが、では、この映画『スンブ:二人の棋士』は、全体的にどのような評価を受けているのでしょうか?

色々な情報から見えてくる評判をまとめてみましょう!

まず、多くのレビューで共通して言われているのが、俳優陣の演技力の高さです。

特に、イ・ビョンホンさんとユ・アインさんの二人が、実在の人物であるチョ・フンヒョン九段とイ・チャンホ九段を、まるで魂を乗り移らせたかのように演じている点が、非常に高く評価されています。

彼らが、囲碁という静的な競技の中で、表情や仕草、そして内面の葛藤をいかに繊細に表現しているかが、この映画の大きな見どころであり、成功の要因となっているようです。

ストーリーそのものも、「よくできた見応えのある映画」、「ストーリーも演技も堅実」 といった評価を得ています。

単なる囲碁の試合記録ではなく、師匠が弟子に敗れ、そこから再起をかけて挑むという、普遍的な人間ドラマとして描かれている点が、多くの観客に感動を与えているんですね。

監督のキム・ヒョンジュさんも、この作品が劇場公開されることを非常に喜んでいらっしゃいましたし、キャストやスタッフの皆さんの努力が結実した作品だと感じているようです。

そして、この映画が素晴らしいのは、囲碁という専門的なテーマを扱いながらも、それを知らない人でも物語についていけるように、丁寧に作られている点です。

囲碁の用語が出てきても、字幕で説明したり、登場人物のセリフで補足したりと、観客への配慮がなされています。

これは、英語学習の初心者だった私が、難しい教材から入るのではなく、Duolingoのようにゲーム感覚で始められたことで、英語への苦手意識を克服できた経験と少し似ているなと感じました。

どんな分野でも、初めて触れる人にとっての「入りやすさ」って、本当に大切ですよね。

この映画は、公開前に主演の一人であるユ・アインさんのスキャンダルという予期せぬ困難に直面しました。

公開が延期されたり、プロモーションに影響が出たりと、作品にとっては大きな試練でした。

しかし、監督は「意図せず傷を負った」 と語りながらも、完成した映画を観客に届けることが道理だと考え、本編の編集は最小限に留めたそうです。

そして、結果的にこの映画は、そうした困難を乗り越えて「傑作なストーリーテリング」で観客を魅了し、「論争を克服した」 と評価されています。

これは、この作品が単に特定の俳優に依存しているのではなく、監督、脚本家、キャスト、スタッフ、多くの人々による「共同作業の芸術形式」 であることを証明していると言えるでしょう。

興行成績も非常に好調です!

韓国では劇場公開後、週末の興行収入で3週連続1位を獲得し、180万人以上の観客を動員、約1190万ドルの興行収入を記録したそうです。

これは、多くの観客がこの作品を支持し、劇場に足を運んだという何よりの証拠ですよね。

また、イ・ビョンホンさんはこの作品での演技で、権威ある「第61回百想芸術大賞」の最優秀演技賞にノミネートされています。

残念ながら受賞は逃しましたが、ノミネートされたこと自体が、彼の演技が高く評価された証です。

囲碁をテーマにした映画としては、アメリカのドラマ『クイーンズ・ギャンビット』がチェスブームを巻き起こしたように、この『スンブ:二人の棋士』も、囲碁というゲームの面白さや、その世界に生きる人々のドラマを多くの人に伝える力を持っていると思います。

私が海外ドラマや洋画を字幕なしで楽しめるようになったように、この映画を通じて、囲碁という奥深い世界の魅力に触れたり、人間の内面ドラマの面白さを再発見したりできるのではないでしょうか。

全体的に見て、『スンブ:二人の棋士』は、素晴らしい演技、感動的なストーリー、そして困難を乗り越えた背景を持つ、非常に評価の高い作品と言えるでしょう。

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