最近、元プロアスリートのセカンドキャリアのニュースを見かけるたびに、胸が熱くなりますよね。
中でも、元サッカー日本代表の大津祐樹さんが、現役引退後わずか2年足らずで「年商300億円企業の社長に就任」という、まるでマンガのような華麗な転身を遂げたというニュースは、ネット上で大きな話題になっています。
サッカー界のイケメンアタッカーから敏腕経営者へと舵を切った彼の軌跡を、根掘り葉掘り深掘りしていきましょう！
大津祐樹wiki｜会社の社長に就任！
■衝撃の社長就任！年商300億企業のトップへ
大津祐樹さんが、ブランド時計の中古品・新品販売などを手掛ける「株式会社コミット」の代表取締役社長に就任したというニュースは、本当に驚きました。
正式な就任日は2025年11月1日付とのこと。
実は大津さん、現役を引退した翌月の2024年1月には既にコミット社の取締役に就任されていて、そこから約2年弱で社長の座に上り詰めたんです。
そしてその間に、会社の売上を約120億円から約300億円へと、実に2.5倍もの成長に導いたというから、その手腕はプロ経営者顔負けですよね。
彼はこのビジネスの成功を「ビジネスはサッカーに置き換えられる」と表現しており、会社を「チーム」、売上を「結果」と例えています。
チーム一丸となって前向きな考えを共有し、お客さま第一に向き合う姿勢が、リピート率80％、Google口コミ4.9という驚異的な結果につながっているんでしょう。
大津さんは、自分がビジネスの世界で結果を出すことで、アスリートが抱える将来の不安をなくしたいという強い願いを持っているんですよ。
その熱い思いが、会社経営というフィールドでも、ロンドン五輪の時のような眩しい光を放っているんだなと感じています。
大津祐樹プロフィール｜年齢・身長は？
■大津祐樹の基本情報
まずは大津祐樹さんの基本的なプロフィールを押さえておきましょう。
彼は1990年3月24日生まれの35歳（2025年現在）。
出身は茨城県水戸市で、身長は180cm、体重73kgという恵まれた体格の持ち主です。
現役時代のポジションはFWやMFといった攻撃的な位置で、その端正な顔立ちと華麗なプレースタイルから、当時から非常に人気がありました。
ちなみに、彼の愛称には「ユウキ」のほかに、かつて「チャラ男」という強烈なものもあったらしいですが、今や年商300億企業の社長兼二児のパパですから、チャラ男のイメージは完全にビジネスマンの「兄貴」へと塗り替えられましたね。
大津祐樹｜サッカー経歴・現役時代
■現役引退までの華麗な競技歴
大津さんのサッカー人生で最も輝いていた時期といえば、やはり2012年のロンドンオリンピックでの活躍でしょう。
彼はU-23日本代表として、強豪スペインを破る決勝ゴールを決めたことで、日本中、いや世界中にその名を轟かせました。
結果的にチームは44年ぶりのベスト4進出を果たし、大津さんは大会通算3ゴールという素晴らしい成績を残しました。
プロキャリアは2008年に柏レイソルでスタートし、その後はドイツのボルシアMG、オランダのVVVフェンローなど、海外でのプレーも経験しています。
海外から帰国後は、再び柏レイソルを経て、2018年に横浜F・マリノスへ移籍し、2019年のJ1リーグ優勝に貢献。
そして、2021年からはジュビロ磐田でプレーし、J2優勝とJ1昇格にも貢献したんですよ。
しかし、磐田時代には2022年に突発性難聴を発症し8日間入院。
2023年シーズンには右大腿直筋腱断裂という重い怪我を負い、その年の12月25日、33歳で現役引退を発表しました。
キャリアを通じて、Jリーグ通算では252試合に出場し20ゴールを記録しています。
大津祐樹｜引退後のキャリア
■アスリートの未来を切り拓く職歴
大津さんのキャリアは、サッカーを辞めたら終わり、という従来の「セカンドキャリア」という考え方とは一線を画しています。
彼は「一つのキャリアの中で（サッカー選手も会社経営も）やる」という意識をずっと持っていたそうです。
その言葉通り、現役選手だった28歳、横浜F・マリノス在籍中の2019年には、既に「株式会社ASSIST」を設立し、自ら代表取締役社長に就任していました。
これは、アスリートのキャリア支援やスポーツイベントの企画・運営を行う会社で、元日本代表の酒井宏樹選手も発起人に名を連ねています。
現役時代から経営者として5年の経験を積んでいたことが、引退後の大飛躍に繋がったんですね。
そして、2024年1月にブランド時計販売の「株式会社コミット」の取締役に就任すると、サッカーで培った「チームで戦う」というマネジメント哲学をビジネスの現場に導入。
結果的に、わずか2年弱で年商を約300億円に押し上げ、2025年11月には同社の代表取締役社長に就任したわけです。
さらに彼は、2022年にはスペインのスポーツブランド「KELME」の取締役に、2025年からは東京都社会人サッカーリーグに所属する「スペリオ城北」の共同オーナー兼監督にも就任しており、活動の幅がとんでもなく広いんです。
まさに「サッカー選手がそれぞれ異なる能力を持つのと同じように、社員もそれぞれのパワーがある」という考えを体現し、全ての経験を掛け合わせて成功を掴んでいる、現代アスリートの新しいロールモデルだと思います。
大津祐樹｜結婚した嫁は久冨慶子
■幸せすぎる結婚生活
大津さんは私生活でも非常に注目を集めており、妻はテレビ朝日アナウンサーの久冨慶子（ひさとみ けいこ）さんです。
二人は2018年1月1日（元日）に結婚を発表したビッグカップルですね。
出会いは「共通の知人の紹介」で、久冨アナがサッカー情報番組を担当していたことがきっかけで知り合い、約1年半の交際を経てゴールインしたそうです。
ちなみに久冨アナは、大学1年時にミス青山グランプリに輝いた経歴を持つ、知性と美貌を兼ね備えた方で、「奥様が美人」だとファンからも羨望の声が上がっています。
久冨アナは、夫が突発性難聴で入院した際、「毎日家で泣いていました」と当時の心境を明かし、大津選手のメンタル面を深く心配し、献身的に支えていたそうです。
夫婦の絆の深さが伝わってきて、本当に素敵なご夫婦ですよね。
大津祐樹｜子供は？
■2人の男の子に恵まれた家族
大津家には、久冨アナとの間に男の子が2人います。
長男は2021年2月に誕生し、次男は2025年6月27日に誕生しました。
特に次男は、妻の久冨アナと同じ誕生日という、まさに奇跡のような偶然も話題になりました。
久冨アナは、第1子を授かるまで不妊治療に取り組んでおり、また第2子の妊娠までに3度の稽留流産を経験されたことも公表されています。
そういった困難を乗り越えて築かれた家族だからこそ、SNSで披露される家族写真からは、幸せが溢れ出ていて、見ているこちらまで温かい気持ちになります。
お子さんたちは、新幹線や「ドクターイエロー」に夢中で、ご家族で名古屋の「リニア・鉄道館」を訪れた様子も公開されていました。
将来はサッカー選手か、それとも鉄道マンか…「だんだんパパそっくりになって来ましたね！」という声もあるので、どちらにしても将来が楽しみなのは間違いないでしょう。
大津祐樹｜実家の母親・父親は？
■両親の教育方針と実家の教え
大津さんがなぜこんなにも「結果」にこだわる敏腕経営者になったのか、その原点には、ご両親のユニークな教育方針がありました。
出身地の茨城県水戸市で育った大津さん。
ご両親は幼い頃から「人を大切にしなさい」という教えを徹底していたそうです。
「小学校の通信簿で、勉強の評価は気にしなくていいが、『思いやり』の欄にだけは絶対に◯を付けなければならない」という「大津家のルール」があったんですよ。
また、大津家には「達成に対するご褒美」の文化がありました。
持久走大会で優勝したらゲーム、サッカーで得点を決めたらお小遣い、といった具合です。
これは「努力に対してのご褒美ではない」という点が重要で、大津さんはこの教育のおかげで、達成するための手段として努力する方法を自発的に工夫するようになったと振り返っています。
さらに、「サッカースクールでだらだら歩いてプレーをしていたら、自分で月謝を払いなさい」といった「ペナルティー」も存在したそうです。
これは、成果を出せば報われ、ろくに仕事をしなければ赤字になる「社会の縮図」のような教育であり、大津さんは「僕が今経営者を務めることができているのは、親のそういった教育があったから」と感謝の言葉を述べています。
大津祐樹｜兄弟は？
■兄の影響でサッカーを始めた少年時代
大津さんにはお兄さんがいて、彼自身、兄の影響で小学校3年生の時にサッカーを始めたそうです。
兄弟がいることで、異なる考え方や価値観に触れることができ、それが現在の経営哲学にも繋がっているかもしれません。
大津さん曰く、同じ教育を受けても、ご自身とお兄さんでは「まったく考え方が違う」とのこと。
この経験から、どれだけ近い存在でも考え方が異なると認識することの重要性を学び、それは後に海外でプレーした際の異文化理解にも大きな財産になったと語っています。
大津祐樹｜学歴(出身高校・大学)は？
■出身校：成立学園高校からプロへ
大津さんは、茨城県水戸市出身ですが、高校は東京の北区東十条にある成立学園高等学校に進学しました。
高校時代は、1年時に全国高等学校サッカー選手権大会に出場した経験はあるものの、全国的なスター選手というわけではなかったそうです。
本人も、当時はプロから声がかからず「大学へ進学するつもりでいた」と回顧しています。
しかし、成立学園と柏レイソルの練習試合で、彼の独特なリズムのプレーがスカウトの目に留まり、熱烈な勧誘を受けてプロ入りを決意しました。
この時、彼は大学には進まず、2008年に柏レイソルへ加入しプロキャリアをスタートさせています。
出身中学・小学校は？
■少年時代のルーツ：水戸とmalva
大津さんのサッカーのルーツは、地元茨城県水戸市にあります。
小学校は水戸市立堀原小学校に通い、小学校4年生で新荘常磐SSSでサッカーを始めました。
中学時代は、水戸市立第五中学校に通いながら、鹿島アントラーズノルテジュニアユースに所属していました。
驚くべきは、彼は鹿島アントラーズノルテジュニアユースと並行して、当時地元で有名だったmalvaサッカースクール水戸にも通っていたこと。
小柄で体格がきゃしゃだった彼は、体格に勝る選手に勝つために、フットサルのトリッキーなプレーを自身のプレースタイルに取り入れ、足元の技術を徹底的に磨いたそうです。
そこで師と仰いだのがmalvaの代表を務める浅野智久氏で、実力も年齢も上の浅野氏と「本気で戦ってくれる」環境が、彼の負けず嫌いの精神を育てました。
鹿島のユースには昇格できませんでしたが、この地道な技術の研鑽こそが、彼のサッカー人生の基礎となり、プロの世界での華麗なテクニックに繋がったんですね。
まとめ
■時代の寵児、大津祐樹の未来
元サッカー日本代表として世界を相手に戦い、現在は年商300億円企業を率いる経営者として、アスリートのセカンドキャリアの不安を払拭しようとしている大津祐樹さん。
彼のキャリアは、まるでサッカーの試合を見ているかのように、ドラマチックでエキサイティングです。
ピッチで培った「チームで戦う」力と、ご両親から受け継いだ「達成」へのこだわりが、彼のビジネスの成功を支える揺るぎない土台となっていることがよく分かりました。
現役時代から「一つのキャリアの中でやる」という意識を持ち続けていた彼は、サッカー選手を辞めたのではなく、新たな役割に転身し、さらに大きなフィールドで活躍している、と捉えるべきでしょう。
家庭では美人アナウンサーの妻と2人の息子に囲まれ、仕事では若手アスリートや地域サッカークラブの未来にも目を向けている。
彼の力強い言葉の通り、「サッカー選手になって良かった、スポーツ選手になって良かったと心から思えるような世の中」になるように、これからも大津祐樹という「チーム」の活躍を、心から応援したいと思っています。
彼の人生の切り替えの速さと、どんな環境でもポジティブに結果を出す姿勢は、私たちビジネスパーソンにとっても、本当に大きな刺激になりますね。
