LoLプレイヤーの皆さん、こんにちは！
今日の話題は、2025年シーズンを通してサモナーズリフトに大きな影響を与え続けた、あのエピックモンスターの運命についてです。
そう、「アタカン」がついにサモナーズリフトから姿を消します。
僕も毎試合アタカン周辺で胃がキリキリしていたので、このビッグニュースを待ち望んでいた人も多いのではないでしょうか。
今回は、この激変を控えた『League of Legends』の2026年シーズン1アップデート情報の中から、アタカン廃止にまつわる全てを、攻略ブロガー目線で徹底的に掘り下げていきます。
LOL｜アタカン（Atakhan）とは
アタカンは2025年シーズン1に、ジャングルの新しいエピックモンスターとして彗星のごとく登場しました。
ミッドゲーム、具体的には試合開始から14分（または20分）以降に川の両端のどちらかにランダムにスポーンする巨大なオブジェクトです。
その導入目的は、ドラゴンやバロンに頼りがちだったゲームの中盤戦を活性化させることにありました。
アタカンを討伐すると、チーム全体に非常に強力なバフが付与されるのが特徴です。
初期には「災禍」と「貪欲」という2つの異なる形態がありましたが、後にパッチ25.09で「呪縛のアタカン」として1種類に統一されました。
この「呪縛のアタカン」を倒したチームは、「精霊の花弁」と「精霊の浄化」というバフを獲得できます。
特に強力なのは「精霊の浄化」で、キル/アシストを獲得した際に周囲の敵に現在体力に応じたダメージとスロウ効果を付与するんですよ。
さらに、アタカンは倒すこと自体が非常にリスクの高い行為でした。
アタカンの攻撃には、当たった敵の物理防御（AR）と魔法防御（MR）をスタックごとに低下させるという厄介すぎるデバフが付与されていたからです。
最大50スタックまで溜まり、ARとMRが50ずつ低下するこのデバフは、ゴールド換算で約2000ゴールド分のステータス損失に相当します。
もしタンク役がこのデバフをフルスタックで抱えた状態で敵に集団戦を仕掛けられたら、ほぼ「即死」確定という、まさにゲームを破壊する可能性を秘めたオブジェクトだったんです。
僕の個人的な感想ですが、アタカンの強烈なデバフと、それを巡る集団戦の事故率は、プレイする側のストレスをかなり増幅させていたように感じていますね。
LOL｜アタカン廃止いつから？2026年シーズン1？
この複雑で危険な中立オブジェクト、アタカンは 2026年シーズン1の開始と同時に 、サモナーズリフトから完全に姿を消します。
Riot Gamesは2025年12月1日に公開されたDev Updateで、この廃止を正式に発表しました。
具体的な本番環境への実装（ライブサーバー）は、例年通り 2026年1月のパッチ26.1 のリリース時となる見込みです。
わずか1シーズンでの廃止という異例のスピード感は、それだけアタカンがゲームバランスやプレイヤー体験に大きな影響を与えていた証拠だと言えるでしょう。
アタカンの廃止に伴い、関連する要素である 「ブラッドローズ」とその花弁、そして「力の偉業」 も同時にゲームから撤廃されます。
LOL｜アタカン廃止の裏側と本当の理由
なぜRiot Gamesは、鳴り物入りで導入したアタカンをたった1年で削除することにしたのでしょうか。
公式の開発チームは、主な目標の一つとして「オブジェクト疲れ（Objective Fatigue）」の軽減を挙げています。
近年LoLでは、グラブ、ドラゴン、バロン、そしてアタカンといった中立オブジェクトを巡るチームファイトが中心になりすぎていました。
Riotは、2025年のシーズン序盤にアタカンの第2形態と2回目のヴォイドグラブの出現を削除することでオブジェクトの過多を緩和しようとしましたが、それだけでは十分ではないと判断したのです。
開発チームは、5v5の集団戦が最高に盛り上がることは認めつつも、2026年シーズンでは スプリットプッシュやシージといった、集団戦以外の戦略もより有効になるようにしたい と考えています。
アタカンがゲームから姿を消すことで、中盤のオブジェクト争奪戦の疲労が軽減され、より早く試合を始められるようになります。
そして、アタカン廃止によってミッドゲームのオブジェクト構成がシンプル化された結果、バロン・ナッシャーの出現タイミングが再び 試合開始後20分 に戻ることも決定しました。
僕としては、アタカン廃止はゲームの複雑さを解消し、特に新規プレイヤーが参入しやすい「初心者フレンドリー」な環境を作る上で、非常に重要な一歩だと感じています。
アタカンがもたらす極端なデバフや蘇生バフといったユニークなメカニックは失われますが、それ以上に、「LoLらしい戦略と駆け引き」 が中心に戻ってくるのは歓迎すべき変化でしょう。
LOL｜2026年シーズン1のアップデート内容
■激変！2026年S1の最重要変更点
アタカン廃止は、Riot Gamesが2026年シーズン1に向けて導入する大規模なゲームプレイ変更のほんの一部に過ぎません。
来シーズンは「デマーシア」をテーマに掲げ、サモナーズリフトのビジュアル刷新やシネマティックの公開も予定されています。
ロールクエストの導入と各レーンの大変革
2026年における最大の変更点の一つが、ジャングルとサポートに加えて、 トップ、ミッド、ADCにもそれぞれ固有の「ロールクエスト」 が追加されることです。
これは、各ロールが試合の結果に適切な影響を与えられるよう、ロール間の影響力を均等にしたいという開発目標に基づいています。
特に現状で影響力が弱いと見なされているトップとボットレーンには、強力なクエスト報酬が用意されています。
トップレーナーの覚醒
トップレーナーがクエストを完了すると、レベル上限が引き上げられ、さらに即時ボーナス経験値と、その後の経験値獲得量が増加します。
そして、選択済みの2つのサモナースペルに加えて、クールダウンが長めに設定された 無料の「サモナーテレポート」 を獲得できます。
もし既にテレポートを選択していれば、代わりにそのテレポートが強化され、使用時に最大体力に応じた大きなシールドを得られます。
これは、レーン戦に勝っても試合全体に影響を与えづらいというトップレーナーの長年の課題を解決しようとする、非常に野心的な調整ですね。
ボットレーナーの超終盤特化
ADCを筆頭とするボットレーナーは、クエスト完了時に一括でボーナスゴールドを獲得し、その後のミニオンやチャンピオンからのゴールド獲得量も増加します。
そして最大の目玉が、新たに7つ目のアイテムスロットが解放される ことです。
このスロットにはブーツが自動的に収納されるため、ボットレーナーはレジェンダリーアイテムをもう一つ追加で購入できるようになり、超終盤戦でのスケーリングがさらに強力になります。
これで、キャリーとしての役割がより強調されること間違いなしです。
ミッドレーナーのローム強化
ミッドレーナーは、クエスト完了により、ティア3ブーツを無料で獲得 できるほか、リコール時間が短縮された「強化リコール」 を手に入れます。
これにより、ミッドレーナーはマップの他レーンへのローミングや、集団戦への合流をより迅速に行えるようになるでしょう。
スプリットプッシュとシージの復権
アタカン廃止と並行して、開発チームはスプリットプッシュやタワーシージを再び有効な戦略にすることを目指しています。
「クリスタルバースト」 という新要素は、時間の経過とともにタワー上に蓄積し、攻撃を受けると消費されてタレットに追加ダメージを与える仕組みです。
これは実質的に、どのロールでも適切なタイミングでプッシュすれば進展を生み出せる「全員が使える打ちこわし」のようなものだと考えてください。
さらに、外側タレットのプレートが常時残るようになり、内側タワーやインヒビタータワーにもプレートが追加されます。
これにより、タワーのプレート破壊という積極的な行動が、より安定してゴールド獲得につながるようになります。
その他の重要な変更点
- WASD操作の導入: 12月3日より一部モードで、WASDキーによる移動操作がついに実装されます。これはカイト（Kiting）操作を大幅に簡略化し、特にADCの難易度を下げる可能性を秘めた、ゲーム史上でも屈指のビッグな変更ですね。
- フェイライト（Faelights）: マップの特定の位置に設置された特別なエリアで、ここにワードを置くと通常より広い範囲の視界を確保できます。サイドレーンでのプッシュを安全にするための視界サポートとして活躍するでしょう.
- ゲーム開始の高速化: 試合開始までの時間が35秒短縮され、ミニオンはこれまでより早く（30秒で）出撃します。
- クリティカルダメージの回復: クリティカルダメージ倍率が200%に回帰します。ADCにとっては朗報です。
- ランク戦の健全化: オートフィル（どこでもオプション）でプレイした際に、成績がC以上なら勝利時にLPが2倍、敗北時にLP減少が軽減される 「武勇のイージス」 が導入されます。ドッジ（対戦回避）へのペナルティもマスター以上では「完全な敗北」扱いになるなど、厳罰化されます。
まとめ：LOLは複雑さから戦略の多様性へ
2026年シーズン1におけるアタカン廃止は、単なるオブジェクトの削除ではなく、ゲームの複雑さを解消し、戦略の多様性を取り戻す というRiot Gamesの強い意志の表れだと僕は確信しています。
アタカンという「事故発生機」がなくなることで、序盤から中盤にかけてのオブジェクト戦線はシンプルになり、バロンが20分に戻ることで後半戦への期待が高まります。
その上で、ロールクエストや新しいタワーメカニックによって、トップやADCといったロールの影響力が明確に底上げされ、集団戦だけでなくスプリットプッシュという古き良き戦略も復権する流れです。
長年LoLをプレイしてきた僕たち熟練プレイヤーにとっては、まるで 新しいゲームをプレイするような新鮮な感覚 を味わえる、刺激的なシーズンになるはずです。
もしあなたがアタカンを巡るファイトのプレッシャーに疲れていたのなら、2026年シーズン1は、新たな気持ちでサモナーズリフトに戻ってくる最高のチャンスかもしれませんね。
PBEでのフィードバックも大歓迎とのことなので、皆さんもぜひ新しい変化を体感し、2026年のメタをいち早く掴んでいきましょう！
